【映画レビュー】ジャスティス・リーグ ／ Justice League

スーパーマンの死後、秩序を失った人間社会を巨大な力が狙っていた。世界を掌握できるパワーを持つマザーボックスを狙い、宇宙からステッペンウルフがやって来る。アトランティス、そしてパラダイス島のセミッシラにあったマザーボックスは奪われ、残るは人間社会にある一つのみ…。バットマンはワンダーウーマンと共に、アクアマン、フラッシュ、サイボーグを呼び集め、“ジャスティス・リーグ”を結成する。そして彼らは、あの男を蘇らせることに…。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の後、スーパーマンの死後に始まる本作。
冒頭から変な怪物パラデーモンが登場し、さらには体長2.5メートルの邪悪な戦士ステッペンウルフが宇宙から地球に襲来します。

ステッペンウルフが狙っているのは、マザーボックスというすごいパワーを秘めた箱のような物体。マーベル作品でいうところのインフィニティストーンみたいなものです。

このマザーボックスはワンダーウーマンの故郷であるパラダイス島のセミッシラ、そしてアクアマンの故郷である、海中のアトランティス、そしてなぜかサイボーグの父の所属するS.T.A.R.ラボに保管されていました。

ステッペンウルフはまずパラダイス島からマザーボックスを奪います。それを知ったダイアナは地球の危機を知り、ジャスティス・リーグに参加。
その後、アトランティスからもマザーボックスが奪われてしまいます。ブルース・ウェインのスカウトを断ったはずのアクアマンも、その事実に驚愕しジャスティス・リーグに参加を決意するのでした。。。

もちろん、バットマンに憧れているバリー・アレンはフラッシュとして参加を即決します。
事故で重体を負ったにも関わらず、科学者の父親にマザーボックスを使って体を再生され、半分人間・半分機会となったビクター・ストーンも、葛藤の末にサイボーグとしてジャスティス・リーグに入るのです。

こうして集まったジャスティス・リーグの面々は、スーパーマンの墓所を訪ね、とんでもないことをやらかしちゃうのでした。。。

こうやってやっと集まったヒーローたちが、力を合わせて宇宙から襲来した敵から地球を守る物語。
ある意味単純なストーリー展開ですが、今回は各ヒーローたちのお披露目であり、メンバー招集までのドラマも必要なため、これ以上複雑なストーリーにもできないということでしょう。
「DCエクステンディッド・ユニバース」シリーズのこれまでの作品と比べても尺も短めで、ある意味、入門編にもぴったりで、これまでDCコミックス系の作品を苦手としていた人にも楽しめる作品です。