【映画レビュー】ワイルド7
瑛太、椎名桔平、丸山隆平、阿部力、宇梶剛士といった豪華メンバーが集合し、重量級のバイクで爆走する大迫力の予告編に、かなり期待が募っていた映画『ワイルド7』。
いやー、見応えありました、バイクシーンと銃撃シーンに関しては。
最近の日本映画で、ここまで迫力の銃撃シーンを展開した映画って、あんまり他にはないのではないでしょうか。
STORY
警視庁の草波警視正は、飛葉大陸を始めとする7人の凶悪犯罪者たちを集めて「ワイルド7」を組織する。ワイルド7とは、凶悪犯を処刑する権限を与えられた超法規的警察組織なのだ。ある銀行強盗犯を追っていた飛葉が犯人を処刑しようとしたところ、謎のライダーが犯人をライフルで射殺してしまう。走り去ったそのライダーを追った飛葉は、本間ユキという女性と出会う。ある日、飛行船を使ったウイルステロが起こり、ワイルド7が出動する…。
解説
1969~79年に連載されていた望月三起也原作のコミックスを、「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が映画化した本作。
メインキャスト全員がバイクの免許を保持しているということで、かなり激しいバイク・アクションを見せてくれます。
銃撃戦では1500発もの銃弾を使用しているということで、銃撃戦の迫力もすごいものがあります。
こんな銃弾だらけのワイルドな日本映画、ここ最近観たことない!
という感じなのですが、やはりどうしてもリアリティが薄いのは否めない。。。
“超法規的警察組織”という存在ももちろんなのですが、この日本で「普通の可憐な女性がライフルをぶっ放す」という状況は、どうしても考えられないですからね。。。
その“ありえない状況”を信じさせてくれるくらいの説得力のある裏付けを、映像から感じられれば良かったのですが。
他にも、テロ犯の詰めが甘かったりとか、ラスボスが意外と小物だったりとか、ちょっとした不満点がいくつかありました。
せっかく、あれだけの銃撃戦やアクションシーンを作り上げたのだから、もうちょっと脚本にも力を入れてくれれば、もっと面白い作品になったのではないかと思います。
でも、あれだけのアクションは他の日本映画ではなかなか観ることはできないですし、そこはかなり見応えを感じることができると思います。
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作品情報
『ワイルド7』(109分/日本/2011年)
公開:2011年12月21日
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場:全国にて
原作:望月三起也
監督:羽住英一郎
出演:瑛太/椎名桔平/丸山隆平/阿部力/宇梶剛士/平山祐介/松本実/要潤/本仮屋ユイカ/中原丈雄/吉田鋼太郎/深田恭子/中井貴一
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/wild7/
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