【映画レビュー】ポールダンシングボーイ☆ず
D-BOYSの弟分、D2のボーイズたちが、なぜかポールダンスに挑むこととなる映画『ポールダンシングボーイ☆ず』。
試写の前に金子修介監督が挨拶に立たれ、「低予算で日本を元気にしたいと思って作った」とおっしゃっていたのですが、まさしくそんな感じの作品です。
確かに、撮影や照明が荒かったり、ボーイズの演技もまだまだ発展途上だったりするのですが、それも含めて作品の味になっているような。
これからどんどん成長して行くであろうD2の、“今”の成長中の姿がたっぷりつまっているのです。
いい意味で、アイドル映画の王道だと思います。
いやー、今が旬の若い子が、努力してひとつのことに挑む姿っていいよねぇ。。。
なんて、ついついアラサー・アラフォー女性として切ない感想を抱いてしまいました。
<STORY>
お笑い芸人を目指すアツシとシンタロウ。シンタロウはお笑いの基本を身につけようと、アツシに黙ってなけなしの10万円を、お笑いワークショップに申し込む。シンタロウが集合場所に行ってみると、そこにやって来たのはポールダンスの教室を始めるというナミコ。お笑いワークショップというのは詐欺だったのだ。シンイチロウの他にワークショップに申し込んでいたボーイズは、成り行きでナミコからポールダンスを習うことになる…。
<解説>
荒井敦史、阿久津愼太郎、上鶴徹、山口賢貴、近江陽一郎、三津谷亮、西井幸人、池岡亮介、根岸拓哉というD2のボーイズがほぼ本名で出演し、ポールダンスの練習に励む男の子たちを演じた映画『ポールダンシングボーイ☆ず』。
この映画の見所は、何と言ってもボーイズの奮闘ぶりです。
お笑いワークショップ募集という詐欺で、10万円を騙しとられつつも、ポールダンス上達という新しい夢を見て、努力を始めるボーイズ。
Tシャツにブリーフという情けない姿で、ポールに取り付こうとするボーイズの姿は、可笑しくもあり、愛らしくもあり。
特にD2のファンだったわけでもない私でも、ついつい笑顔で見守ってしまいました。
局部にファウルカップを付けたブリーフシーンや、日本男児ならではのふんどし姿などのサービスシーンもいっぱいです。
金子監督のブログによると、撮影期間は7日間で、デジタルカメラなども使って撮影に挑んだそうで、一部シーンで画面が荒かったりするのは、そういう理由なんでしょうね。
でも、その分、この作品からは勢いが感じられます。
若くて旬のイケメンたちが、みんなで努力して未知のポールダンスに挑み、ステージの成功を目指す…。
お笑いあり、ちょっとした感動あり、ダンスあり、サービスシーンあり、アイドル映画に必要な要素が全部つまったこの作品、何も考えずに楽しめて笑顔になれる、そんな楽しいエンタメ作品です。
そう言えば、背はまだちっちゃいけれど、ダンスシーンはセンターに陣取ってかなり目立っていた西井幸人くん、彼はあの『告白』で少年Aを演じていた子だったのですね。
「あの子はきっとジャニーズJr.なんだろう」と勝手に思い込んでいたので、ちょっとびっくりしました。
『ポールダンシングボーイ☆ず』(85分/日本/2010年)
公開:2011年5月28日
配給:Thanks Lab.
劇場:全国にて順次公開
監督:金子修介
ポールダンス振付・指導:REIKO
出演:荒井敦史/阿久津愼太郎/上鶴徹/山口賢貴/近江陽一郎/三津谷亮/西井幸人/池岡亮介/根岸拓哉/陳内将/泉カイ/橋本愛実/柳裕美/螢雪次朗
公式HP:http://www.pdbmovie.com
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