朝食、昼食、そして夕食 / 18comidas

「昨日あんなに食べたのに、なんでお腹がすくんだろう…」

毎日毎日、人間は飽きもせず食べる“食事”。
栄養を補給し、食欲を満たすためだけではなく、“食事”は様々な役割を持っています。

一人の食卓、二人の食卓、家族の食卓、大勢の食卓…。
それぞれの“食事”というシチュエーションには、様々なドラマが詰まっているのです。

スペイン映画『朝食、昼食、そして夕食』は、そんなドラマがたっぷり詰まった、18の食卓を描く物語なのです。

<STORY>
スペイン巡礼の最終地点、ガリシア州にある世界遺産のサンティアゴ・デ・コンポステラ。ストリート・ミュージシャンのエドゥは、朝の始まりとともに街角に立ち、メロディを奏で始めた。主婦のソルは夫と子どもに朝食を用意しながら、ビールを飲まずにはいられない。若いヌリアは一晩を過ごした行きずりの恋人・ルカスと朝食を共にする。人びとは様々なシチュエーションで、それぞれの思いを抱え、一日三度、食事を口にするのだ…。

<Cheeseの解説>
この映画の舞台となっているのはスペイン・ガリシア州にあるサンティアゴ・デ・コンポステラ。
スペイン巡礼の最終地点で世界遺産にもなっている土地です。

人口9万人余りのこの町では、一日に50万食の食事が用意され、人びとの胃を満たしているのだそう。

この物語に登場するのは、サンティアゴ・デ・コンポステラに暮らすごく普通の人びと。

ストリート・ミュージシャン、幼い息子のいる夫婦、ゲイのカップル、行きずりで寝てしまった一夜の恋人、カフェのスタッフとそのお客、恋人のために食事を用意する俳優、夜通し飲み続けた二人の中年男、静かに暮らす老夫婦…。
サンティアゴ・デ・コンポステラに暮らすこれらの人びとが、それぞれ交差しあい、いろいろなシチュエーションで食事を口にするのです。

ここの食卓に上るのは、日常生活でサンティアゴ・デ・コンポステラの人びとが食べているガリシア料理を中心としたものなのでしょう。
気取った食事、気取らない食事、簡素ながらも美味しそうな食事、デリバリーのチャイニーズなど、決してメインではないけれど、重要な脇役としてそれぞれの食事が登場します。
昨今人気の日本のバルで食べるスペイン料理とはまた違う、地元ならでは美味しそうな食事だらけで、思わずお腹がすいてしまうはずです。

個人的には、恋人を待ち続けるオトコ・ヴラディミルが作る朝食と昼食、ぜひ食べてみたいなぁ…。
というか、ヴラディミルみたいな料理上手でおもてなし好きな男性と付き合ってみたいものです。

それにしてもこの作品、スペインだけでなく他の国で同じ企画をやっても面白そう。
それぞれの国のマナーやしきたりなんかも違うので、お国柄が出そうですよね。
どこかのプロデューサーが『パリ、ジュテーム』『ニューヨーク,アイラブユー』みたいにシリーズ化しないかなぁ。。。

グルメキャリー「映画で味わうスペイン料理」:http://www.gourmetcaree-tokyo.com/special/eiga/1/index.html

『朝食、昼食、そして夕食』(107分/スペイン=アルゼンチン/2010年)
原題:18comidas
公開:2013年4月27日
配給:Action Inc.
劇場:新宿K’s Cinemaほか全国にて順次公開
監督・脚本:ホルヘ・コイラ
出演:ルイス・トサル/フェデリコ・ペレス・レイ/エスペランサ・ペドレーニョ/ビクトル・ファブレガス/ペドロ・アロンソ/セルヒオ・ペリス=メンチェタ/ビクトル・クラビッホ/クリスティナ・ブロンド
公式HP:http://www.action-inc.co.jp/comidas/

スペインのガリシアを知るための50章 (エリアスタディーズ88) (エリア・スタディーズ)
坂東 省次編著 桑原 真夫編著 浅香 武和編著
明石書店
売り上げランキング: 481,191
パリ、ジュテーム プレミアム・エディション [DVD]
ジェネオン エンタテインメント (2007-10-24)
売り上げランキング: 13,008
ニューヨーク, アイラブユー [DVD]
Amuse Soft Entertainment =dvd= (2010-08-27)
売り上げランキング: 37,457

(C)Action Inc.

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。