メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮 / Maze Runner: The Scorch Trials
ディラン・オブライエン、トーマス・ブロディ=サングスター、キー・ホン・リーといったヤングスターが出演し、とにかく走りまくった映画『メイズ・ランナー』。
この映画の続編となるのが、本作『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』です。
本作は、前作からスケールアップ。
謎に満ちた閉ざされた世界・グレードを抜け出した主人公たちは、抜け出した先でさらなる大きな謎に出会います。
WCKD?
グレード?
メイズ?
バンカー?
クランク?
これらはいったい、なんなのでしょう。
そして彼らは、いったいどういう理由で集められていた若者なのでしょうか。。。
<STORY>
グレードのメイズから抜け出したトーマス、ニュート、ミンホ、テレサたち。ジャンソンという男が率いる施設・バンカーに送られた彼らは、他のメイズで生き残った少年少女たちと出会う。エリスという少年と共にバンカーを探ったトーマスは、バンカーはWCKDの施設で、少年たちで人体実験を行っていることに気付く。トーマスたちはバンカーを抜け出すが、そこは“クランク”という恐ろしい姿をした人間たちがさまよう砂漠の世界だった…。
<解説>
何もわからないまま、メイズという迷路に囲まれた閉ざされた土地、グレードに送り込まれたトーマスという少年が、そこに長く暮らしている先輩の少年たちとともに、メイズの謎に挑み、そこから抜け出そうとする様子を描いた映画『メイズ・ランナー』。
続編となる本作『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』では、メイズから抜け出した主人公たちは、新たな世界の謎に直面することとなります。
今度、彼らの前に立ちふさがるのは、WCKDの人間らしい大人たちと、広大な砂漠です。
かつて街があった場所は荒廃した砂漠となり、そこには“クランク”という恐ろしい姿をした人間たちが、何も知らない主人公たちを襲ってくるのです。
そして、WCKDと対抗しているらしき、レジスタンス的な人間たちも登場し…。
さらに、仲間だったはずの人物との間に、亀裂も生まれてきてしまいます。
主人公のトーマス(ディラン・オブライエン)は、どうやらもともとWCKDのスタッフだったらしい人物。
しかし、WCKDのやっていることを許すことができず組織に反抗し、その罰として?グレードに送られたらしいのです。
そして、グレードでニュート(トーマス・ブロディ=サングスター)やミンホ(キー・ホン・リー)という仲間と出会い、彼らとともにWCKDに対抗しようとするのです。
WCKDは、どうやら“大の虫を生かすために小の虫を殺す”という主義の組織。
人類が生き延びるための、コラテラル・ダメージを厭わない組織なのです。
トーマスは、どうやらそのコラテラル・ダメージを認められず、すべての人を救おうとしていたのらしいですね。。。
まあ、大人から見ると厨二病っぽくもありますが、正しい少年、正しいヒーローというのは、そういうものかもしれません。
もしくは、自分が“小の虫”として殺される立場にいるならば、まさにトーマスはヒーローにふさわしい存在でしょう。
だから、トーマスは本作でも走り続けます。
真実を求め、仲間たちと一緒に。
本作、『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』は三部作の中の第二作目。
ということで、本作では冒頭に挙げた謎はまだまだ明かされません。
まだまだわからないことが多い世界観の中を、とにかく駆け抜ける若者たちを追うことで、2時間超の時間を飽きさせることなくひっぱるのですから、なかなかすごい映画です。
それだけ、若い俳優陣の持つ熱量がすさまじく、人を惹きつける引力があるということなのかもしれません。
『メイズ・ランナー』が長編映画デビュー作となったウェス・ボール監督、この複雑な物語にどんな決着をつけてくれるのか、最終作が早くも楽しみですね。
『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』(132分/アメリカ/2015年)
原題:Maze Runner: The Scorch Trials
公開:2015年10月23日
配給:20世紀フォックス映画
劇場:TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて
原作:ジェームズ・ダシュナー
監督:ウェス・ボール
脚本:T・S・ノーリン
撮影:ギュラ・パドス
美術:ダニエル・ドランス
音楽:ジョン・パエザーノ
編集:ドン・ジマーマン
出演:ディラン・オブライエン/カヤ・スコデラリオ/トーマス・ブロディ=サングスター/キー・ホン・リー/パトリシア・クラークソン/デクスター・ダーデン/クリス・シェフィールド/ジャンカルロ・エスポジート/ローサ・サラザール/ナタリー・エマニュエル/エイダン・ギレン/ジェイコブ・ロフランド
Official Website:http://www.foxmovies-jp.com/mazerunner/
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