僕は友達が少ない
平坂読の人気ライトノベル「僕は友達が少ない」シリーズを原案とした映画『僕は友達が少ない』。
個人的にラノベは得意ではないのですが。。。
なんだかこう、男子高校生の妄想をそのまんま映像にしたような映画ですね。
いやー、おばちゃん、あんな短いスカートやブラ丸出しのブラウスを着てる女の子がいる場所なんて、どうも学校とは考えられないわー。
二次元の絵やアニメなら違和感がないのかもしれませんが、それをそのまま三次元で表現する表現方法には、いささか戸惑いを感じてしまいますねえ。。。
<STORY>
イギリスと日本のハーフ、羽瀬川小鷹はその金髪と目付きの悪さから友達ができないでいた。聖クロニカ学園に転校した小鷹は、放課後の教室で三日月夜空という風変わりな生徒と出会う。お互いに友達がいない二人は、友達づくりを目的として隣人部を発足させることに。スタイル抜群で男にはモテるが友達はいないお嬢様の柏崎星奈、どう見ても女の子に見える男の子・楠幸村、発明好きで変態な志熊理科ら、変わり者の部員たちが集まるが…。
<Cheeseの解説>
本作の監督を務めた及川拓郎は1978年生まれ。
本作の原作であるライトノベル“はがない”シリーズを、リアルタイムで読んで来たのだそう。
同じく、“肉”というあだ名の柏崎星奈を演じる大谷澪ちゃんも、原作のファンなのだとか。
そういう意味で、この原作をよく知る人たちが本作の映画化に携わっていることになります。
そのせいか、この映画のビジュアルは、いかにも“つくりもの”という感じ。
ラノベのビジュアルを実写化そのままするために、新たな世界を作り出したという感じです。
まあ、その世界観がすんなり受入れられるひとならば、この映画の世界もわかるのでしょうがね。。。
私、監督と世代が近いはずなのですが、あんまりこの世界観が受入れられませんでした。
瀬戸康史演じる主人公の羽瀬川小鷹(はせがわこだか)と北乃きい演じる女子生徒・三日月夜空(みかづきよぞら)は、友達をつくるため“隣人部”を作るわけですが、“リア充”を嫌い、自分たちの世界に閉じこもっているだけの彼らに、その世界の外に友達などできるわけがないわけで…。
まあ、「自分の作り上げた心地よい世界の中でだけ楽しく生きていきたい」と思う年頃の若者には共感できる内容なのかも知れませんが、そんな年頃をとっくに通り越し、社会の荒波に揉まれている人間にとっては、なかなか厳しい内容でした。
・ラノベをそのまま映像化している! すごい!(と言いつつ、原作を読んではいないのですが)
・金髪だからってハーフには見えないですよね。。。
・栗原類くんの演技がちょっと上達している! 頑張れ!
・風紀委員がそんなエロい制服着て、自ら風紀を乱してどうするのだ。。。
・エロ担当と清純担当はきっちり別れているのね。芸能界ってやっぱ序列がはっきりしていて大変ね。
・石原良純、たまに映画に出たと思ったら、なぜこんな役を…。
大人になった私の感想としてはこんなところですが、ラノベ“はがない”シリーズ読者の感想は、どんな感じなのでしょうか。ちょっと気になります。
『僕は友達が少ない』(114分/日本/2014年)
公開:2014年2月1日
配給:東映
劇場:全国にて
原案:平坂読
監督・脚本:及川拓郎
出演:瀬戸康史/北乃きい/大谷澪/高月彩良/神定まお/久保田紗友/山田萌々香/栗原類/渡辺大/石原良純
公式HP:http://www.haganai-movie.jp/
メディアファクトリー
売り上げランキング: 30,111
メディアファクトリー
売り上げランキング: 4,753
メディアファクトリー
売り上げランキング: 82,529
売り上げランキング: 14,318