【映画レビュー】トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン / Transformers: Dark of the Moon
「トランスフォーマー」シリーズの最終章となる本作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』。
この作品、もうとにかく、すごい迫力です。
息をつく間もないくらい、臨場感たっぷりのアクション映像が怒濤のように押し寄せてきます。
しかも、それが迫力の3D映像!
『アバター』で使用した3Dカメラで実写でロケを行っているため、奥行きもたっぷりに、ワシントンDCでのカーチェイスの模様や、破壊されるシカゴの街の様子などを映し出しています。
飛び散るガラスの破片がキラキラと光りながら迫ってくる映像は、3Dならではのもの。
オートボットたちの活躍も、激しいアクションと共に目前に迫ってきます。
マイケル・ベイ監督の「“過去最高の3D”を私が保証します」という言葉も納得の3D映像に溢れたこの作品。
この迫力は、ぜひとも映画館で観て欲しいと思います!
<STORY>
1969年、アメリカ人宇宙飛行士が初めて月面に立った。実はその裏には、月面に不時着したトランスフォーマーの宇宙船を地球に持ち帰るというもうひとつの極秘ミッションがあった…。40年後、月面から持ち帰られたトランスフォーマーのセンチネル・プライムが、故郷のサイバトロン星復興を目論み始める。その頃、サム・ウィトウィッキーは、なかなか就職も決まらず、自動車博物館のキュレーターをしている新恋人・カーリーの家に居候していた。
<解説>
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』には、新たなるトランスフォーマーが登場します。
まず、念のために用語を復習しておきましょう。
“トランスフォーマー”というのは、惑星サイバトロンからやって来た、金属生命体のこと。
その“トランスフォーマー”は、オプティマス・プライム率いる善のトランスフォーマー“オートボット”と、メガトロン率いる悪のトランスフォーマー“ディセプティコン”に別れて敵対しています。
惑星サイバトロンは“ディセプティコン”の反乱により壊滅し、トランスフォーマーたちは地球にやってきました。
そして、現在では、米軍と“オートボット”が同盟を結び、“ディセプティコン”の攻撃から地球を守っていたのです。
今回は、オプティマス・プライムの先の将軍であるトランスフォーマー、センチネル・プライムが登場します。
月の裏側に墜落した宇宙船の中に眠っていた彼は、今回、ディセプコンと手を組んで、地球にサイバトロンを転送し、地球でサイバトロンを復興させようとするのです。
そして ディセプコン&センチネル VS オートボット&人類 との戦いが、幕を開けるのですが…。
この戦い、本当にすごい迫力。しかも長い。
映画の前半は、ちょっと説明的展開も多く、ちょっとダレたりもするのですが、後半はもう…。
戦闘につぐ戦闘、アクションにつぐアクションで、息付く暇もありません。
この迫力は、映画館で体感してもらうのが一番なはず。
ちょっと胸焼けしそうなほどのテンコ盛りアクション、ぜひ3Dで味わっていただきたいと思います。
ちなみに本作の冒頭、1960年代の米ソの宇宙開発合戦の秘められた真相が描かれています。
ジョン・F・ケネディやリチャード・ニクソンといった政治家の姿や、ニール・アームストロングにエドウィン“バズ”オルドリンといった宇宙飛行士たちの姿が、巧みな映像処理でスクリーンに映し出されています。
バズ・オルドリンは本人もカメオ出演していたりもするので、そこはお見逃しなきように!
そうそう、そう言えば本作には、前作までのセクシー・ヒロイン、ミーガン・フォックスが出演していません。
ちょっとセクシーさが足りなくなるんではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、その心配はご無用。
新ヒロインのロージー・ハンティントン=ホワイトレイが、見事なセクシー・ボディで我々の目を楽しませてくれます。
しかも、こんなにセクシーなくせに、一途で可愛いキャラだったりするからずるいよなぁ。
世界的なランジェリーブランド、ビクトリア・シークレットのモデルとしても知られる彼女、これからも注目して行きたい女優さんの一人ですね。
ちなみに、現在はジェイソン・ステイサムと交際中だそうで…。ジェイソン兄貴、さすがですな。
【関連作レビュー】
■映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』:http://c-movie.jp/review/transformers-dark-of-the-moon/
■映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』:http://c-movie.jp/review/transformers4/
■映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』:http://c-movie.jp/review/transformers5/
別コラム:オトコに見せたいこの映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(154分/アメリカ/2011年)
原題:Transformers: Dark of the Moon
公開:2011年7月29日
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
劇場:全国にて
監督・製作総指揮:マイケル・ベイ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
主題歌:リンキン・パーク「イリディセント」
出演:シャイア・ラブーフ/ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ/フランシス・マクドーマンド/ジョシュ・デュアメル/タイリース・ギブソン/ジョン・タトゥーロ/ジョン・マルコヴィッチ/パトリック・デンプシー
声の出演:ピーター・カレン/レナード・ニモイ/ヒューゴ・ウィーヴィング/ジョン・ディマジオ
公式HP:http://www.transformersmovie.com/intl/jp/
売り上げランキング: 53
売り上げランキング: 580
売り上げランキング: 700
早川書房
売り上げランキング: 4768
売り上げランキング: 534
売り上げランキング: 252
売り上げランキング: 198