【映画レビュー】ワイルド・スピード MEGA MAX ／ Fast Five

いやー、もう、楽しかった！　観終わった時の感想は、その一言。

「アクション映画を観た！」という満足度がものすごく高く、思わずニコニコしながら試写室を出てしまいました。

シリーズの売りであるカーアクションはもちろん、ザ・ロック様ことドウェイン・ジョンソンの加入により、マッチョなパワーファイト要素も追加され、カーアクション＆ファイティングアクション＆ガンアクションの三拍子揃ったド迫力のアクションを見せてくれます。

ザ・ロック様とヴィン・ディーゼルの素手での殴り合いなんて、マッチョ好きにはたまりませんよ。マジで。

と、そんな感じで、『ワイルド・スピード MEGA MAX』は、とにかく楽しい気合いの入ったアクション映画なのでした。

護送中に脱走したドミニクとその妹のミア、そして彼女の恋人のブライアン。彼らはブラジルのリオに住むドミニクの旧友・ヴィンスの元に潜伏していた。ヴィンスからある仕事を受けた彼らは、リオの裏社会を牛耳る実業家レイエスの裏金をめぐるトラブルに巻き込まれる。しかしドミニクは、この機会にレイエスから1億ドルを盗み取ろうと計画し、9人の仲間たちを呼び寄せた。そんなドミニクを追い、DSSエージェントのホブス率いるチームがブラジルへやって来ていた…。

ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースターというオリジナル・メンバーが顔を揃えた本作。

今回は、ブラジルに逃亡した彼らが、裏社会のボスの隠し金を盗むため、スペシャルチームを結成して、大物の敵に挑む姿を描いています。

というわけで、出演しているのは、シリーズ各作品に出演した人気サブキャラも勢揃い。
シリーズ第一作目の『ワイルド・スピード』に出ていたマット・シュルツや、シリーズ第二作目『ワイルド・スピード X2』に出ていたタイリース・ギブソンとリュダクリス、シリーズ第四作『ワイルド・スピード MAX』に出ていたガル・ギャドットとサン・カンといったメンバーたちがチームを組むのです。
これは、シリーズのファンにはうれしいところでしょう。

（日本を舞台にした『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』は、本作の未来にあたるそうで、サン・カン以外のメンバーは出演してないようです）

これらのメンバーに加え、ドウェイン・ジョンソンが、ヴィン・デウィーゼル演じるドミニクをアメリカから追ってきたDSSエージェント役で出演。
ブラジル現地の悪人をマシンガンでぶっ放したり、敵の敵は味方、ということでドミニクのチームに味方をしたりと、好き放題暴れ回っています。
とはいえ、「悪はどうあっても許さない！」という強い自分の信念に基づいて行動しているキャラクターなので、好感度はかなり高いです。

もちろん、売りはこんな豪華なキャスト陣だけではありません。
シリーズの命である、カッコいい車も続々登場します。

GT40／フォード、コルベット・グランド・スポーツ／シボレー、パンテーラ／デトマン、SRT8 ボールト・チャージャー／ダッジ改、チャレンジャー／クライスラー・ダッジ、チャージャー／クライスラー・ダッジ、370Z（フェアレディZ）／日産、…などなど、車に詳しい人にとっては、見逃せないのではないでしょうか？
（私は、車にまったく詳しくないので、実はあまりよくわからなかったりするのですが…）

これらの豪華メンバーが、ゴージャスな車に乗り、リオの街を破壊しまくりながら疾走する様子は、なんとも爽快！
スピードと爆発っていうのは、やっぱり映画的快感を感じさせてくれるものなんですね。

マッチョな男とイイ女がカッコいい車で激走し、ハイスピードで銃を撃ちまくったり街を破壊しまくったり敵の車を爆発させまくったりするこの映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』、何も考えずに胸焼けするまで堪能して欲しい一作だと思います。
最後に気になるシーンもありますよー！