【映画レビュー】The Story of CNBLUE/NEVER STOP
私が初めてCNBLUEというバンドの存在を知ったのは、チャン・グンソク主演のドラマ「美男<イケメン>ですね」に出ていたジョン・ヨンファくんのことを調べていた時でした。
「へー、こういうアイドルバンドが韓国では人気があるのねー」と思い、CNBLUEとはそういうアイドルバンドだと思い込んでいたのですが、このドキュメンタリー映画『The Story of CNBLUE/NEVER STOP』を観て、その考えは覆されました。
トントン拍子に芸能界を歩んできたかと思われる4人組イケメンバンドCNBLUE。
このドキュメンタリーでは、知られざるデビュー前の苦労話や、イケメンバンド故の苦悩なども描かれつつ、若く夢にあふれ、目指す未来に向かってひたむきに努力する彼らの姿が描かれていたのでした。。。
STORY
ツインギター&ツイン・ボーカルが特徴的な、韓国出身の4人組バンド「CNBLUE」。彼らは韓国のバンドとして初めてのワールド・ツアーを敢行し、台湾やオーストラリアなど、世界のステージに立っていた。今でこそ超人気の彼らだが、2008年の彼らは日本でインディーズバンドとして音楽武者修行をしていた。お金もない中、誰も立ち止まってくれない新宿の路上や小さなライブハウスで、彼らは必死に自分たちの音楽を作り上げようとしていたのだ…。
解説
ギター&ボーカルのジョン・ヨンファ、同じくギター&ボーカルのイ・ジョンヒョン、ベースのイ・ジョンシン、ドラムのカン・ミンヒョクの4人からなるツインギター&ツインボーカルバンド、CNBLUE。
今では韓国出身バンドとして初めてワールド・ツアーを行うまでに成長した彼らですが、デビュー前は日本でインディーズバンドとして貧乏生活をしていたそうです。
そして、日本でちょっと軌道に乗り始めた頃、ジョン・ヨンファが韓国に呼び戻されてドラマ「美男ですね」に出演。
そのドラマ出演によって、いきなり3000人のファンを得た彼らは、韓国に戻って華々しくデビューしたそうです。
このドキュメンタリーの前半では、日本での下積み時代の想い出や、デビュー後に“疑似演奏バンド”と呼ばれて苦しかった想い出など、彼らが積み重ねてきた苦労などについても語られます。
イケメンが揃っているせいで、アイドル的に見られ真剣に音楽に向き合っていることを理解してもらえない悔しさなどを払拭するため、彼らは懸命に練習し、真剣にライブに臨むのです。
その姿からは、“音楽の実力を評価されたい”というミュージシャンとしての彼らの強い思いがヒシヒシと伝わってきました。
そして後半。
カメラは、ミュージシャンではない、若い一人の男の子である彼らの素顔を写し出します。
彼らが4人で生活している、靴や服でいっぱいの雑然とした合宿所や、一人一人のベッドルーム。
ジョンシンの作った料理をがつがつと食べる姿は、まるでそこらにいる大学生の男の子のようで、ファンならずともついつい口元が緩んでしまいます。
部屋の様子も、なんだか雑然としていて、いかにも“男の子の部屋”という感じ。
彼らが普通の男の子であることが、よくわかります。
「恋もしたいけれど、今は仕事、音楽の方が大事」と、真摯に音楽に向き合っている彼らの姿は、まさに青春ドラマの1ページのよう。
彼らの青春模様を、ついつい応援したくなってしまい、思わずファンになってしまったドキュメンタリーでした。
作品情報
『The Story of CNBLUE/NEVER STOP』(125分/日本/2013年)
公開:2014年1月17日
配給:東宝映像事業部
劇場:全国にて
監督:田容承
出演:ジョン・ヨンファ/イ・ジョンヒョン/カン・ミンヒョク/イ・ジョンシン
公式HP:http://cnblue-movie.jp/
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