【演劇】天才バカボン / 男子はだまってなさいよ!7
五月女ケイ子の夫・細川徹率いるコントユニット「男子はだまってなさいよ!」の公演「天才バカボン」に行って来ました。
これ、言わずと知れた赤塚不二夫の「天才バカボン」が原作。
大人計画の荒川良々がバカボン、松尾スズキがバカボンのパパ、釈由美子がバカボンのママを演じています。
もちろん、バカボンワールドの住人はほぼ登場。
ウナギイヌも、本官さんも、レレレのおじさんももちろん登場します。
荒川良々の演じるバカボンは、アニメののんきなバカボンと違って、やたら攻撃的。
ママを演じる釈由美子にアドリブでエチュードをやらせて、恥ずかしがる釈由美子をニヤニヤ眺めています。
いやー、ドSだわ、あの人。。。
そして、松尾スズキの演じるバカボンのパパは、なんか含羞があって、はじけようと思ってない感じが逆に良かったです。
ノリノリじゃない感じがね…。
コントの作りは、短編仕立てで、短いコントが展開していく感じなのですが、場内大爆笑だったのは、脳を取り換えるエピソード。
確か、バカボンのパパが山田太一と脳を取り換えた、という設定で、登場人物たちが、キャラ設定はそのままで、山田太一の「ふぞろいの林檎たち」のようなセリフを話しだすのです。
続いては、その浅利慶太バージョンで、登場人物たちが踊りだし、「ライオンキング」的ワールドが展開。
さらには、ジェームズ・キャメロンの『アバター』が…。
いやあ、壮大なおバカコントでした。
大の大人たちが真剣にお金のかかったセットの中で真剣にバカをやる。
そして、大の大人たちがひとり6500円くらい支払って、このおバカなコントを観に行く…。
いやー、こういう空間、いいですね。
主題歌をスチャダラパーが歌ってたり、ムダにお金がかかってるところが、ホントにいい。
こういうのを安い予算でやると、ただの文化祭の演し物になっちゃうからなぁ。
観た後に得るものは特にありませんが(笑)、スチャダラパーの歌う「バカなのだバカなのだバカなのだ~♪」という歌がとにかく頭に残る舞台でした。
男子はだまってなさいよ!7
「天才バカボン」
2010年7月23日(金)~8月1日(日)
会場:下北沢 本多劇場
原作:赤塚不二夫
作・演出:細川徹
音楽:スチャダラパー
出演:荒川良々/松尾スズキ/釈由美子/皆川猿時/坂田聡/今野浩喜(キングオブコメディ)/小浜正寛(ボクデス)/五月女ケイ子/大堀こういち
公式HP:http://www.dansiwa.com/bakabon/
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