【映画レビュー】デンジャラス・ラン / Safe House
スカーレット・ヨハンソン、「ゴシップ・ガール」のセリーナことブレイク・ライヴリーという、今を時めく旬の女優を次から次に落とし、結婚までしてしまう色男、ライアン・レイノルズと、出る作品出る作品、名作揃いの名優・デンゼル・ワシントン主演の映画『デンジャラス・ラン』。
生意気CIAボーイのライアンくんと、伝説のスパイにしてCIAを裏切ったデンゼル先輩の32時間の逃避行を描いた物語ですが、緊迫感あふれる演出と、誰を信じていいのか、何が真実なのかがわからず追いつめられていくライアンくんの心理を描く演出がかなり面白い!
やっぱりデンゼル映画には外れがない!
ダニエル・エスピノーサ監督、要注目の新鋭監督です。
STORY
南アフリカのケープタウンでCIAの隠れ家・セーフハウスの管理をしているマットは、自分の実力を上に認めさせ、諜報員に昇格したいと思っていた。そんな彼の管理する隠れ家に、10年前に米国を裏切り国家機密を他国に売った元CIA諜報員のトビン・フロストが護送されてくる。しかし、隠れ家が攻撃され、マットとトビン以外は全員死亡。マットは伝説の諜報員、人心を操る天才と呼ばれたトビンを、一人で新たな隠れ家に護送しようとするが…。
解説
一人前のスパイの仕事をしたくてしかたないCIAの若手下働きスタッフが、超一流スパイにしてアメリカを裏切った伝説のオトコと過ごすことになる32時間を描いたこの作品。
「オレはやればできる」と無意味に自信たっぷりだったライアン・レイノルズ演じるマットが、デンゼル・ワシントン演じる“本当にできる”諜報員、トビン・フロストの実力を目の当たりにし、自分の実力を把握しつつ、成長していく姿を描いています。
自分の実力も把握できなかった生意気マットが、素晴らしいメンターである(反面教師と言えなくもないですが)トビンと出会い、メキメキと成長し、顔つきまで変わっていく様子は、なかなか見応えあり。
やっぱり人間と言うものは、適切なタイミングでいいメンターに会うのが大事なんだなあと思わせてくれます。
派手さはないですが、決して見て損のない、いぶし銀な一作です。
別コラム
作品情報
『デンジャラス・ラン』(115分/アメリカ/2012年)
原題:Safe House
公開:2012年9月7日
配給:東宝東和
劇場:TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて
監督:ダニエル・エスピノーサ
脚本:デビッド・グッゲンハイム
出演:デンゼル・ワシントン/ライアン・レイノルズ/ヴェラ・ファーミガ/ブレンダン・グリーソン/サム・シェパード/ルーベン・ブラデス/ノラ・アルネゼデール/ロバート・パトリック/ファナ・モコエナ
公式HP:http://d-run.jp/
関連商品
ジェネオン・ユニバーサル (2013-06-26T00:00:01Z)
¥
ジェネオン・ユニバーサル (2012-12-19T00:00:01Z)
¥13,000 (中古品)
Varese Sarabande (2012-02-21)
売り上げランキング: 55232
売り上げランキング: 6772
売り上げランキング: 371