エンド・オブ・ホワイトハウス / Olympus Has Fallen
スパルタ人ばりに「ディス・イズ・シークレットサービス!」と叫び出しそうなジェラルド・バトラーの無双っぷりが堪能できる映画、『エンド・オブ・ホワイトハウス』。
なんとあのアーロン・エッカートが出世しまくった挙げ句アメリカ大統領にまで上りつめ、久しぶりに見かけたアシュレイ・ジャッドが大統領夫人を演じていたりもします。
ホワイトハウスが本当にこんなに簡単に陥落するものなのか、じゃっかんの疑問も抱かせつつ、鬼神のようなジェラルド・バトラーの勇猛果敢ぶりで一気に見せてくれる、なかなかの問題作だと思います。
<STORY>
シークレットサービスのマイク・バニングはアッシャー大統領の妻の事故死を防ぐことができなかったことを悔やみ、現場を離れて事務仕事をしていた。7月5日、米韓大統領会談の最中に、ホワイトハウスが襲撃される。米韓の大統領は共に地下にある危機管理センター、バンカーへ避難。しかし、そのままホワイトハウスはテロリストに占拠されてしまった。異変を知ったバニングは、テロリストのいるホワイトハウスへ単身乗り込んでいく…。
<Cheeseの解説>
この作品、原題は「Olympus Has Fallen」と言います。
シークレットサービスの符牒としてホワイトハウスのことを“オリンポス”と呼ぶらしいです。
ギリシャ神話の神々が暮らすオリンポス。
そのオリンポスはテロリストたちにいとも簡単に制圧され、天上におわすはずの神々は、人質になってしまいます。
「オリンポス、陥落せり…!!」
一時、神々のもとから離れていた武人・バニング(ジェラルド・バトラー)はその声を聞いてオリンポスに馳せ参じ、神々の王子を颯爽と救い出し、さらに王を救うため、一騎当千の戦いを見せるのでした。
そして、その一人の武人の活躍で、オリンポスは見事に安寧を取り戻し、王は再びその地位を取り戻します。
やがてその悲劇を旗印に、オリンポスは復興を目指し、さらなる勢力拡大を目指すのです。。。
北朝鮮テロリスト、北朝鮮テロリストに利用される韓国政府要人といった、社会情勢をリアルに反映したストーリーライン、いろいろと思惑や裏がありそうな映画はあります。
しかし、無双なヒーローが活躍するアクション映画としては、なかなか楽しめる作品と言えるでしょう。
それにしても、ホワイトハウスに何かあった時、軍の到着まで15分かかるなんて…。
「ホワイトハウスを制圧するの、意外と簡単そうじゃね?」などと、軽々しく思っちゃうおばかさんが出て来ないことを、祈るばかりです。。。
別コラム:オトコに見せたいこの映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』
『エンド・オブ・ホワイトハウス』(120分/アメリカ/2013年)
原題:Olympus Has Fallen
公開:2013年6月8日
配給:アスミック・エース
劇場:新宿ピカデリーほか全国にて
監督・脚本:アントワン・フークア
製作・出演:ジェラルド・バトラー
出演:モーガン・フリーマン/ラダ・ミッチェル/アーロン・エッカート/アシュレイ・ジャッド/アンジェラ・バセット/メリッサ・レオ/リック・ユーン/コール・ハウザー/ディラン・マクダーモット/ロバート・フォスター
公式HP:http://end-of-whitehouse.com/
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