【映画レビュー】コドモ警察
鈴木福くん、本田望結ちゃんと言った可愛い子役たちが、オトナファッションに身を包み、刑事として活躍する映画『コドモ警察』。
ショタ属性ゼロの私ですが、エナメル刑事(相澤侑我)、ブル刑事(竜跳)、スマート刑事(秋元黎)は息子にしたいほど可愛かった。。。
まあ、“コドモのコドモによるコドモのための映画”という感じなので、大のオトナたちがあれこれ言うような映画ではないのでしょう。
コドモたちの頑張りと成長ぶりを、目を細めながら見守りたくなるような映画です。
お遊戯会を見守る親の気持ちって、こんな感じなんだろうなー。。。
<STORY>
犯罪組織・レッドヴィーナスを追っていた神奈川県警大黒署の特殊捜査課の刑事たちは、特殊ガスを吸い全員が子どもになってしまう。ある日、レッドヴィーナスが来日するカゾキスタン大統領暗殺を予告してきた。しかし特殊捜査課は大統領警備から外され、コドモ刑事たちは上層部の言いなりのデカ長に反発し捜査を放棄してしまう。そんな中、プレイボーイのエナメル刑事は、昔の恋人・絵里子に再会し、コドモになってしまった秘密を打ち明ける…。
<解説>
コドモの映画ではありますが、作っているのはオトナたち。
私はコドモたちの演技には不満はありませんが(だって、その稚拙さすらもオトナたちの狙いなのだろうから)、オトナたちの仕事にはちょっと不満が残ります。
福田雄一監督が脚本も務めた本作。
テンポもブツ切れだし脚本もつじつまがあわないし時制もなんだか不自然だし、どうにもストーリーが適当過ぎるように思います。
コドモ向けの作品だからと言って手を抜かず、真摯に作って欲しいなあと思います。
でもまあ、舌ったらずなくせに超ニヒルな福くんはクールだし、小生意気にも化粧をしてジャケットをさっそうと着こなす望結ちゃんは可愛いし、「二回目の成長期」で済ましていいのかちょっと疑問なほどに成長しているマリウス葉くんの美少年ぶりも目覚ましいし、子役のみなさんは求められる仕事を充分にこなしていると言えるでしょう。
そう言えば、北乃きいのあの衣装も、なんだかキテレツだったなあ。。。
『コドモ警察』(101分/日本/2013年)
公開:2013年3月20日
配給:東宝映像事業部
劇場:全国にて
監督・脚本:福田雄一
出演:鈴木福/勝地涼/マリウス葉/本田望結/吉瀬美智子/鏑木海智/青木勁都/秋元黎/相澤侑我/竜跳/上地春奈/本多力/北乃きい/神尾佑/鈴木亮平/宍戸開/小野寺昭
公式HP:http://kodomokeisatsu.com/
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