【映画レビュー】ハード・ラッシュ / Contraband
もともとハードなオトコっぽい俳優のイメージがあったマーク・ウォールバーグですが、映画『テッド』の大ヒットで、すっかり“オトナになれないオトコ”のイメージが板についてしまったような気がします。
でも、そんなマーク・ウォールバーグが本来のオトコっぽいイメージをガッツリ発揮しているのが、この映画『ハード・ラッシュ』。
“世界一の運び屋”として、チームを率いて1500万ドルのニセ札を密輸しようとするオトコを演じています。
STORY
かつて世界一の運び屋として名を馳せたクリスは、現在は引退し、愛する妻のケイトと二人の息子と堅気の生活を送っていた。しかし、ケイトの弟・アンディが麻薬の密輸に失敗し、売価70万ドルの返却を求められ、クリスに助けを求めてくる。クリスは家族の安全のために再び運び屋をすることを決めるが、麻薬ではなく1500万ドル分のニセ札を手に入れることに。貨物船でパナマに渡ったクリスは、犯罪シンジケートのアジトへ向かう…。
解説
密輸を意味する『Contraband』を原題に持つこの作品。
引退していた世界一の運び屋が、再びチームを集め、大きなヤマを踏む様子を描いています。
チームとは言いつつ、活躍するのはほぼマーク・ウォールバーグ演じるクリス。
その他のチームメンバーは、とりあえず添え物という感じです。
とはいえ、脇役陣はわりとみんな魅力的。
クリスのダメ義弟・アンディ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)やクリスの盟友・セバスチャン(ベン・フォスター)、あっさり死んじゃうパナマの悪党(ディエゴ・ルナ)、イヤミな貨物船の船長(J・K・シモンズ)など、みーんないいキャラ。
俳優陣も気張り過ぎず、ナチュラルな感じでのびのび演じている感じがします。
まあ、イメージとしては規模の小さな運び屋版『オーシャンズ11』という感じですが、クリスたちの密輸大作戦にハラハラドキドキしつつ、最後にスカッとできる、なかなかの快作だと思います。
作品情報
『ハード・ラッシュ』(109分/アメリカ/2012年)
原題:Contraband
公開:2013年6月15日
配給:東京テアトル
劇場:丸ノ内ルーブル、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:マーク・ウォールバーグ/ケイト・ベッキンセール/ベン・フォスター/ジョヴァンニ・リビシ/ルーカス・ハース/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/ディエゴ・ルナ/J・K・シモンズ
公式HP:http://hardrush-movie.com/
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