【映画レビュー】2012 / 2012
ローランド・エメリッヒ監督の最新ディザスター・ムービー『2012』。
とにかくVFXがすごい!
本当に地面が割れていたり、ビルが倒れてきたり、街が崩壊していくようにしか見えません。
実際に起こっていることみたい。
いろいろと思う点もありますが、ディザスター・ムービーで理屈をあれこれ詮索するのは野暮と言うもの。
何も考えず、無邪気に大画面で観たい映画です。
長いけど。
<STORY>
リムジン運転手のジャクソンは、離れて暮らしている息子ノアと娘リリーの3人で湖にキャンプに出掛ける。しかし、湖面は干上がっており、そこには軍隊が警備している謎の施設があった。夜、ジャクソンはチャーリーという男に「地球は間もなく滅亡し、政府は人類を遺すための巨大船を用意している」と聞く。一笑に付したジャクソンだったが、やがてロサンゼルスにも天変地異が訪れる。ジャクソンは、家族を連れて巨大船を目指すが…。
<解説>
とにかく映像がすごいです。
割れる地面。
崩壊するビル。
迫りくる津波。
絶対に生き残れないような大災害の中、パパ(離婚してはいますが)が機転を利かせて家族たちを連れて逃げていきます。
一緒に逃げる家族の中に、元妻の恋人である男性もいるのが現代的といえば現代的ですが。
ストーリー自体は、ディザスター・ムービーの王道を行く、“強く賢いアメリカン・ダディが、家族を守ろうと奮闘する物語”です。
家族のためなら空も飛ぶし水にももぐっちゃう。
パパはなんでもできるのです。
「あら、最近の整形外科医は飛行機の操縦も出来るのね…」
「え、中国? 大丈夫なの、そこ任せて!?」
「まあ、結局世界を仕切るのはアメリカ様ですよね。。。て、お前が仕切るのかよ!!」
「おお、各国首脳、けっこういい人たちじゃん。最終的にそれでいいんだ」
「うん、まあ最後はノアよね」
「マヤ暦に関する説明って、どのくらいあったっけ…?」
と、様々なツッコミどころはあります。
でもいいんです。
だってハリウッド映画なんだから。
未曾有の映像の中に、感動的なエピソードも要所要所に盛り込み、そこそこ感動させるエンターテインメント作品。
さすがローランド・エメリッヒ監督だけあって、安心して観られます。
2時間38分とあまりにも長い映画ですが、飽きずに楽しませてもらいました。
(2時間38分もあるって知らずに観に行ってしまった。。。知ってたら行かなかったかも。)
そう言えば、エメリッヒ監督作と言えば、スタジオは20世紀フォックスのイメージがあったのですが、この作品はソニーの製作・配給です。
『2012』(158分/アメリカ/2009年)
原題:2012
公開:2009年11月21日
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場:丸の内ルーブルほか全国にて
監督・脚本・製作総指揮:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック/アマンダ・ピート/ダニー・グローヴァー/オリヴァー・プラット/タンディ・ニュートン/スティーヴン・マクハティ
公式HP:http://www.sonypictures.jp/movies/2012/
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