【映画レビュー】スパイアニマル・Gフォース／ G-FORCE

2010/2/21 外国映画さ行, 映画レビュー

最新のデジタル・ガジェットを身に着けたネズミたちが、空に陸にと大活躍します。

それにしても、なんでアメリカ映画って、やたらとネズミを主人公にしたがるんだろう。
疫病の伝染源なはずなのに…。

＜STORY＞
FBIのベン・ケードル博士が日夜研究を重ねるBIOラボ。そこは、特殊訓練を受け、最新鋭のハイテク・ナノ・アイテムを駆使する“Gフォース”の基地でもあった。Gフォースのメイン・メンバーは4名。ホットなチーム・リーダー、ダーウィン。ワイルドな熱血男、ブラスター。セクシーなカンフー・ガール、ファレス。そしてチームの司令塔、スペックルズ。彼らはその小柄な体を活かし、壁の穴や机の隙間など、人間では入れない所にしのびこみ、極秘情報を盗み出すという任務を遂行する。そう、Gフォースの正体はネズミ（とモグラ）だったのだ！

＜解説＞
FBIエージェントのネズミとホシバナモグラ、ハエなどからなるチーム“Gフォース”が、世界征服をもくろむ悪徳企業と闘う姿を描く『スパイアニマル・Gフォース』。
さすがにジェリー・ブラッカイマープロデュース作品だけあって、子どもたちがワクワク楽しめる映画に仕上がっています。

CGのネズミちゃんの質感がホンモノそっくりなのは、今更言うに及びませんね。
でも、その大きさ15センチくらいの小さなネズミちゃんたちが、いっぱしの口をききながら、超小型コンピューターや、ハイテク・スパイ・アイテムを使ってミッションを成し遂げて行く様子など、なかなか見ごたえがあります。
ある電気製品がムクムクとトランスフォームし、襲いかかって来るシーンなども、思わずニヤリと笑ってしまいました。

さて、この作品、ブラッカイマー作品だけあって、Gフォースの面々を演じるボイス・キャストも超豪華！

ニコラス・ケイジにペネロペ・クルス、スティーヴ・ブシェミにサム・ロックウェルと、子ども向け作品にはあまりむいていなさそうな、個性的な俳優陣が顔を揃えています。

でも、この顔触れを見て、私的にはちょっと気になることが…。

ニコラス・ケイジとペネロペ・クルスって、『コレリ大尉のマンドリン』での共演をきっかけに、付き合ってませんでしたっけ？
アフレコはどうせ別々にやるのでしょうが、プロモーションの席とかで、顔合わせたりしないのかしら？
もう、ペネロペくらいのクラスになると、昔の男と会っても余裕で微笑んでいられるのかもしれませんが、スタッフの方が気を使うよね…。

ついつい、パブリシストの気苦労を、勝手に心配してしまいました。

でも、実はこの作品、日本では吹き替え版しか公開しないそうです。
私が観たのは字幕版だったので、ニコラスのちょっとアホ声（そういう役なんです）や、ペネロペのセクシー・ボイス（ネズミのくせに超セクシー・キャラ）を楽しめたのですが…。
彼らの声の演技が気になる方は、DVD発売までお待ちください！

『スパイアニマル・Gフォース』（89分／アメリカ／2009年）
原題：G-FORCE
公開：2010年3月20日
配給：ウォルトディズニースタジオモーションピクチャーズジャパン
配給：全国にて
監督：ホイト・イェットマン
製作：ジェリー・ブラッカイマー
出演：ビル・ナイ／ウィル・アーネット／ザック・ガリフィアナキス
声の出演：ニコラス・ケイジ／サム・ロックウェル／ジョン・ファヴロー／ペネロペ・クルス／スティーヴ・ブシェミ／トレイシー・モーガン
公式HP：http://www.disney.co.jp/movies/gforce/