映画 怪物くん
小さい頃から読んでいたマンガの“怪物くん”が嵐の大野智主演でスクリーンに登場しました。
まあ、いろんな意味でテレビ版の映画化である『映画 怪物くん』。
おなじみのメンバー、八嶋智人、上島竜兵、チェ・ホンマンのドラキュラ、オオカミ男、フランケンのなりきりぶりも楽しい、お祭りムービーです。
<STORY>
人間界で修行を積んだ怪物くんは、いよいよ怪物ランドの新大王就任式を迎える。しかし、国民たちからそのワガママぶりを責められ、キレて怪物ランドを飛び出してしまった。お供の三人とドラゴンに乗って人間界に向かうが、ウタコとヒロシのいる日本ではなく「カレーの王国」にたどり着く。そこにはウタコそっくりの姫・ピラリとヒロシそっくりの王子・カーがいた。王位をめぐる陰謀に巻き込まれた彼らを、怪物くんが救うことに…。
<Cheeseの解説>
ウタコそっくりのピラリ(川島海荷)、ヒロシそっくりのカー(濱田龍臣)も登場し、役柄は違いますが、おなじみのメンバーが「カレーの王国」で大暴れする本作。
敵の正体は、欲望にまみれた人間かと思いきや…、怪物界、悪魔界からも敵がやってきていたりするのでした。
まあ、松岡昌宏演じる悪魔界のプリンス・デモキンと稲森いずみ演じるデモリーナを登場させた分、多少ストーリーがわかりにくくなっているかと思います。
でも、この映画で重要なのは、ストーリーよりもオールキャストが登場すること。
デモキンとデモリーナの愛がどうなるか、それが描かれているのも大切な要素の一つなのです。
他にも、大きな要素として、二人の王子が“王子としての自覚”に目覚めるという、王子たちの精神的な成長も描かれています。
成長し、王としてふさわしい人格を兼ね備えることができるのか、それとも立場が彼らを成長させるのか、それは神のみぞ知ることなのか…。
その結果は、(あるかないかはわからないけれど)次のシリーズでなのかもしれませんね。
『映画 怪物くん』(103分/日本/2011年)
公開:2011年11月26日
配給:東宝
劇場:全国にて
原作:藤子不二雄A
監督:中村義洋
出演:大野智/松岡昌宏/八嶋智人/川島海荷/上島竜兵/チェ・ホンマン/濱田龍臣/三宅弘城/半海一晃/上川隆也/北村一輝/飯田基祐/稲森いずみ/鹿賀丈史
公式HP:http://www.kaibutsukun-movie.com/
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