【映画レビュー】エクスペンダブルズ2 / The Expendables 2
シルベスター・スタローンにジェイソン・ステイサム、アーノルド・シュワルツェネッガーにブルース・ウィリスといったむくつけき“筋肉オヤジたちのファイティング・ブロマンス”とでも言いたくなるような映画『エクスペンダブルズ2』。
今回はジャン=クロード・ヴァン・ダムにチャック・ノリスと言った面々も登場し、なんとも豪華絢爛、往年のアクション映画ファンにはたまらない作品になってます。
こういう“何が何でも楽しませてやる!”っていう気概に満ちたビッグバジェット映画って、やっぱり大好きだなぁ。
STORY
バーニー・ロス率いる傭兵軍団”エクスペンダブルズ”は今日も元気に営業中。ネパールの武装反乱軍に誘拐された中国人富豪の奪還計画を見事に成功させた。作戦を終えてリラックスしているバーニーのところに、CIAのチャーチが墜落した飛行機からデータボックスを回収するという新たな指令を携えてやってきた。チャーチから紹介された女性エージェント・マギーと現場に赴いたエクスペンダブルズを待っていたのは、ヴィランという男だった…。
解説
前作『エクスペンダブルズ』ではシルベスター・スタローン自身が監督を務めていましたが、本作には『トゥームレイダー』、『メカニック』のサイモン・ウェストが監督として参戦。
スタローンは脚本と出演のみとなり、精神的負担も減ったのか、その分肉体を駆使して、より派手目なアクションを繰り広げてくれています。
しかも、本作ではシュワちゃんやブルース・ウィリスもマシンガンを持っての大立ち回りを見せてくれます。
まさに“アクション映画ファンが観たがっている映像”を、「お前ら、こういうのが観たかったんだろ?」とばかりにぶち込んでくれており、あふれるようなサービス精神を感じます。
チャック・ノリスの登場シーンのマカロニ・ウェスタンな雰囲気や、シュワちゃんの名セリフなどもご愛嬌。
思わずニヤリとさせられるシーンが随所に見られました。
まあ、このシリーズは“オーバー50のオヤジたち”の活躍がメインなわけで、ジェイソン・ステイサムは準主役なのにそれほど活躍するわけでもなく、ジェット・リーはびっくりするくらいあっさりとアレしちゃうし、リアム・ヘムズワースなんか小僧扱いされちゃってます。
まあ、そういう現在のメインストリームにいるはずの俳優がぞんざいに扱われ、もう終わっちゃってるかと思われていたオヤジたちが強さを見せ付けてくれているあたりも、往年のアクション映画ファンの溜飲を下げてくれることでしょう。
別コラム
作品情報
『エクスペンダブルズ2』(102分/アメリカ/2012年)
原題:The Expendables 2
公開:2012年10月20日
配給:ポニーキャニオン、松竹
劇場:全国にて
原案・脚本:リチャード・ウェンク
監督:サイモン・ウェスト
脚本・出演:シルベスター・スタローン
出演:ジェイソン・ステイサム/アーノルド・シュワルツェネッガー/ブルース・ウィリス/ジャン=クロード・ヴァン・ダム/チャック・ノリス/ドルフ・ラングレン/リアム・ヘムズワース/ジェット・リー/テリー・クルーズ/ランディ・クートゥア/スコット・アドキンス/カリスマ・カーペンター/ユー・ナン
公式HP:http://expendables2.jp/
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