【映画レビュー】アンダーワールド 覚醒 / Underworld AWAKENING
ケイト・ベッキンセールの出世作にして代表作の「アンダーワールド」シリーズの第4弾『アンダーワールド 覚醒』。
第3弾の『アンダーワールド:ビギンズ』にはケイトは出演していませんでしたが、やっぱりこのシリーズは彼女あってのもの。
体にぴったりしたタイトなラバースーツを着こなし、華麗なアクションを見せてくれています。
でも、今回はケイトの夫でありシリーズを監督してきたレン・ワイズマンは監督していないんですね。
でもまあ、ケイト・ベッキンセールの魅力は充分に引き出されているように思います。
<STORY>
ヴァンパイアとライカン(狼族)とのハイブリッドであるマイケルとセリーンは人類軍に捕らえられてしまう。セリーンはアンティジェンというバイオテック企業で冷凍され、12年の間“被検体2”として実験台となっていた。しかし、“被検体1”の脱走がきっかけで覚醒したセリーンは、ライカンに襲われていたイヴという少女を救う。二人はヴァンパイアたちが暮らす地下世界に身を寄せるが、そこに巨大化したウーバー・ライカンが襲ってくる…。
<解説>
ヴァンパイアと狼族のライカンとの闘いをメインに描くこの「アンダーワールド」シリーズ。
第1作『アンダーワールド』と第2作『アンダーワールド:エボリューション』ではケイト・ベッキンセール演じるセリーンによる、ライカン&ヴァンパイア・ハイブリッドであるマイケルとの恋や、コルヴィナス老との闘いを描いていました。
第3作の『アンダーワールド:ビギンズ』はエピソード0的な物語でセリーンは登場していなかったのですが、シリーズ第4作目となる本作『アンダーワールド 覚醒』で、彼女は見事に復活を遂げました。
『アンダーワールド:エボリューション』のラストから始まるこの物語は、セリーンが軍に捕らえられるところから始まります。
その後、12年の眠りの後、彼女は目を覚まし、アンティジェンという企業から脱走。
そしてイヴという少女と出会うのです。
彼女の正体は、セリーンが知らない間に出産していた娘。
セリーンが眠っている間にヴァンパイアとライカンの関係も変化を遂げていて、身長3.6メートル、体重540キロに巨大化したウーバー・ライカンという種さえ登場していました。
このウーバー・ライカンの鍵を握るのが、どうやらイヴらしいのですが…。
この辺りの謎は、映画を観ていればすぐにわかるのですが、イヴはセリーンとマイケルの娘となります。
今までは闘いにのみ明け暮れていたセリーンですが、いつの間にかできていた娘に、だんだんと母性のようなものを覚えていきます。
母として娘をなんとしても守ろうとする姿は、セリーンの変化を感じさせ、なかなか感慨深いものが。
このあたりは、自らも出産を経験し母となったケイト・ベッキンセール自身の経験も活きているのかもしれません。
もちろん、母娘のドラマだけでなく、派手なアクションも健在。
「アンダーワールド」シリーズファンのニーズを抑えた、楽しめる内容になっていると思います。
『アンダーワールド 覚醒』(88分/アメリカ/2012年)
原題:Underworld AWAKENING
公開:2012年2月24日
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場:TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて
原案・脚本:レン・ワイズマン
監督:モンス・モーリンド/ビョルン・ステイン
出演:ケイト・ベッキンセール/スティーヴン・レイ/マイケル・イーリー/テオ・ジェームズ/インディア・アイズリー/サンドリン・ホルト/チャールズ・ダンス
公式HP:http://www.underworld-kakusei.jp/
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