【映画レビュー】おまえうまそうだな

おまえうまそうだな [Blu-ray]

子ども店長こと加藤清史郎くんが、とってもうまそうなアニメ映画『おまえうまそうだな』

清史郎くんは草食恐竜アンキロサウルスのチビっこ・ウマソウを演じています。
このウマソウ、卵から孵って初めて見た肉食恐竜を父親と勘違いして(すりこみって奴ですかね)、「おまえうまそうだな」と言われたのを「ぼくの名前ウマソウって言うんだね!」と早とちりする、なんとも危なっかしくカワイイ恐竜。
清史郎くんの声とそのピンクの絵柄がマッチして、なんともカワイすぎます!!

“肉食”と“草食”、違った種族同士の共存という重いテーマを秘めつつも、親子で軽く楽しめそうな一作です。

STORY

草食恐竜マイアサウラのお母さんに育てられた肉食恐竜ティラノサウルスのハート。ある日自分が“肉食い”だということを知り、育った森を飛び出してしまう。平原を我がもの顔に駆け回っていたある日、ハートはたまごを発見。そのたまごから草食恐竜アンキロサウルスの赤ちゃんが生まれて来た。「おまえうまそうだな」と声をかけたハートを見て、その赤ちゃんは「お父さん! 僕の名前はウマソウっていうんだね」と勘違いをして…。

解説

人気絵本作家・宮西達也の代表作「ティラノサウルス」シリーズを映画化した本作。
絵本原作というだけあって、単純な線とカラフルな色合いにあふれています。

単純と言っても、決して手が抜かれているわけではなく、演出自体はとても手が込んでおり、太古の地球の自然の姿がとても美しく映像化されています。

エラスモサウルス、ケツァルコアトルス、ブラキオザウルス、トリケラトプス、モササウルス、パラサウロロフス、ギガノトサウルスなど、描かれる恐竜たちも、カラフルでかなり特徴的。
あまり恐竜に詳しくない私でも見ているだけで楽しめたので、恐竜好きの方にはかなりツボなのではないでしょうか。

原田知世が声優を務めるお母さんのハートへの愛や、ハートのお母さんへの想い、ウマソウのお父さん(ハート)への無条件の信頼など、家族への愛を丁寧に描いたこの作品、子どもと一緒に楽しみたい作品です。

作品情報

『おまえうまそうだな』(89分/日本/2010年)
英題:YOU ARE UMASOU
公開:2010年10月16日
配給:東京テアトル
劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて
原作:宮西達也
監督:藤森雅也
声の出演:原田知世加藤清史郎山口勝平別所哲也
公式HP:http://www.umasoudana.com

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