【映画レビュー】トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1 / The Twilight Saga: Breaking Dawn – Part 1
いよいよシリーズ最終章に突入した『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』。
エドワード(ヴァンパイア)とベラ(人間)の愛が新しい段階に突入し、それと共にジェイコブ(人狼)のベラへの愛も変化を見せていきます。
『ドリームガールズ』のビル・コンドン監督の見せるメリハリのある展開に、やりすぎなくらいの大げさな雰囲気、これはなかなか面白い!!
などと言いつつ、私はつい最近旧作をイッキ見し、ちょっとハマりかけたというニワカファンなので、このシリーズの面白さを最近知ったので、この大げさな演出を新鮮に感じているわけですが、もしかしたら旧知のファンにとってはちょっぴり飽きが来ていたりするのかも…?
STORY
幾多の障害を乗り越えて結婚式を挙げたエドワードとベラ。オオカミ族のジェイコブは、そんな二人を苦々しく見つめていた。ハネムーン後、ヴァンパイアになる約束のベラは、人間としての最後の幸せをハネムーン先で味わっていた。しかし、妊娠し、体調が急変。ヴァンパイアと人間と間の子どもは“不滅の子”として禁じられた存在だった。胎児は急速に成長し、ベラは衰弱していく。そしてオオカミ族は、“不滅の子”を殺そうとしていた…。
解説
ヴァンパイアと人間の恋という禁断の愛を描いたこの作品。
これまで、ヴァンパイアのエドワードは禁欲的に自分を抑え、人間のベラの血を吸うこともなく、セックスをすることもなく、プラトニックに過ごしてしました。
そして、人狼のジェイコブは、ベラを愛しつつ、そんな二人を見守ってきたのです。
しかし、本作ではこの関係に変化が起こります。
ベラとエドワードは結婚し、ハネムーンに出かけます。
ハネムーン後、ベラはヴァンパイアになるという予定でした。
そしてハネムーン先で、ベラとエドワードは結ばれ、妊娠してしまいます。
しかし、ベラとエドワードの間にできた人間とヴァンパイアの子どもは“不滅の子”として、忌み嫌われる存在だったのです。。。
突っ込みどころはたくさんあるこのストーリー。
なぜ人狼であるジェイコブがあんなに警告していたのに、当のヴァンパイアであるエドワードがハーフ・ヴァンパイアを生むことが禁じられているのを知らなかったのか、とか。
「人間の間に一度経験したいの」とか「ハネムーンで苦しみたくないの」とか、ベラが言ったりしていましたが、そこは年上のエドワードが諭すべきでしょう。
とはいえ、このシリーズは、だいたいベラのワガママとそれを許すエドワードの優柔不断さでストーリーがすすんでいくので、そのラインに乗っ取っていると言えばそのとおりなのですが…。
まあ、とにかく世界中の「トワイライト」シリーズファンにとっては、最終章直前の記念すべき一作となる作品です。
ベラの痩せこけた姿は衝撃的だし、ジェイコブの運命にも釘付けだし、ラストシーンの眼差しは強烈だし、ファンを楽しませる要素はもりだくさん。
にわかファンの私でもそれなりに楽しめたので、シリーズを観たことがなかった人も、これまでのシリーズを復習して、お祭りに参加してみてはいかがでしょうか?
関連作レビュー
■映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』:http://c-movie.jp/review/the-twilight-saga-bd2/
作品情報
『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』(118分/アメリカ/2011年)
原題:The Twilight Saga: Breaking Dawn – Part 1
公開:2012年2月25日
配給:角川映画
劇場:新宿ピカデリーほか全国にて
監督:ビル・コンドン
原作:ステファニー・メイヤー
出演:クリステン・スチュワート/ロバート・パティンソン/テイラー・ロートナー/ダコタ・ファニング/ビリー・バーク/ピーター・ファシネリ/エリザベス・リーサー/ケラン・ラッツ/ニッキー・リード/ジャクソン・ラスボーン/アシュリー・グリーン/マギー・グレイス
公式HP:http://www.the-twilight-saga.jp/breakingdawn/
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