【映画レビュー】ラスト・ソング / The Last Song
TVシリーズ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」でおなじみの全米トップアイドル、マイリー・サイラス主演の映画『ラスト・ソング』。
日本では今一つブレイクしきれていない感のあるマイリーですが、着々と女優としての実力を身につけているよう。
この作品では、恋をし、別れを知り、少女から大人へ変わっていく女性の姿を、なんともまぶしく、魅力たっぷりに演じています。
<STORY>
ニューヨークで母と暮らすロニーと弟のジョナは、離婚した父親とひと夏を一緒に過ごすために、ジョージア州の海辺の町へやって来た。ジョナはすぐに父親と打ち解けるが、ロニーは父親とうまく接することができず、家の外をぶらついていた。海辺で出会ったウィルという青年とロニーは恋に落ち、その恋をきっかけに父親との関係も改善されていく。しかしある日、父親が倒れてしまう。実は彼は、重篤な病気を抱えていたのだった…。
<解説>
『きみに読む物語』のベストセラー作家ニコラス・スパークスが、マイリーを想定して原作・脚本を書いたということで、マイリーの魅力がいっぱいにつまった本作。
最初のうちはゴスっぽいメイクで世をすねた雰囲気を見せていますが、海辺の町で過ごすうちに、スッピンにカジュアル・ファッションの明るい素直な少女に変わっていきます。
現代っ子らしいちゃっかりさや、ワガママさもありつつ、恋人に対して可愛い笑顔を見せたり、率直に気持ちをぶつけて怒りまくったり、本当にいろんな表情を見ることができるのです。
映画の冒頭ではただのワガママなお子ちゃまですが、映画の最後には、恋を知り、大切な人との別離を経験し、た一人前の女性になっています。
そんな、“マイリー・サイラスの成長ぶり”は、一見の価値ありです。
そして、マイリーを支える脇役たちも、なかなかいい味を出しています。
特にいいのは、弟のジョナを演じたボビー・コールマンくん。
なんともこまっしゃくれた生意気な小学生(だと思う)なのですが、彼がかなり泣かせてくれます。
あんな弟がいたら、めちゃくちゃいじめつつもかわいがるのになぁ…。
そうそう、マイリーの恋人・ウィルを演じたリアム・ヘムズワースくんも、ちょっと眉毛の色が濃いですが、かなりのイケメン。
身長も高く、しっかりと筋肉のついた体に、ブロンド短髪で、久しぶりに見た正統派いい男という感じ。
海辺が舞台ということで、上半身裸のサービスショットも満載です。
物語の前半でまぶしい恋が描かれ、後半では哀しい別離を描いている『ラスト・ソング』。
この作品は、ラブストーリーとしても、家族の物語としても、少女の成長物語としても、いろいろな見方ができる作品だと思います。
『ラスト・ソング』(107分/アメリカ/2010年)
原題:The Last Song
公開:2010年6月12日
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
劇場:全国にて
原作・脚本:ニコラス・スパークス
監督:ジュリー・アン・ロビンソン
出演:マイリー・サイラス/グレッグ・キニア/ボビー・コールマン/リアム・ヘムズワース/ケリー・プレストン
公式HP:http://www.movies.co.jp/lastsong/
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