【映画レビュー】パラノーマル・アクティビティ2 / Paranormal Activity 2
アメリカで製作された『パラノーマル・アクティビティ』の続編、『パラノーマル・アクティビティ2』。
以前、日本で製作された『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』という作品もありましたが、この作品とは兄弟作品というか、従兄作品のような関係になるのでしょうか…。
話の流れとしては、『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』とは違い、『パラノーマル・アクティビティ』の前日譚となっています。
基本、ホラーは苦手な私ですが、この作品は割と平気で観られました。
あ、怖くないって意味ではないんですけどね、『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』を観て、このパターンに慣れたので…。
<STORY>
カリフォルニア州カールズバッドの大きな家で暮らす、ダニエルとクリスティのレイ夫妻。息子のハンターも生まれ、ダニエルの前妻の娘・アリとの4人で幸せに暮らしていた。しかし、ハンターが1歳になった頃、不気味な現象が起こり始める。家中に取り付けられた6台の監視カメラと、家族が撮り続けていたホームビデオに、様々な映像が記録される。クリスティは、姉のケイティと彼女の恋人・ミカに相談するが、姉にたしなめられ…。
<解説>
この映画『パラノーマル・アクティビティ2』は、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『クローバーフィールド/HAKAISHA』と同じく、“ある事件が起きた後に、事件現場から発見されたビデオ映像”という体になっています。
事件の被害者たちが自ら撮影していたビデオ映像と、家に取り付けられた6台の監視カメラの映像が、映画になっているのです。
映画の主人公であるレイ一家は、ダニエルとクリスティの夫婦と前妻の娘・アリ、そして1歳の赤ん坊・ハンターの4人からなる、そこそこ裕福で、仲の良い家庭。
その家に、ある時から超常現象が起こり始めるわけですが、その超常現象の正体は、昔から続いているもののようで…。
時系列で言うと、『パラノーマル・アクティビティ2』で起こった事件の後に、『パラノーマル・アクティビティ』の事件が起こるわけですが、それに続くための布石はしっかり描かれています。
なおかつ、ケイティ&クリスティ姉妹が幼いころに起こっていたという現象や、それらの現象が起こり始めた理由なんかも匂わされているので、いずれそのあたりも映画になるのかもしれませんね。
実は未だに前作である『パラノーマル・アクティビティ』を観ていないので、なんとも言えないのですが、前作よりも本作の方が、作品としてはパワーアップしているはず。
15,000ドルで作られた前作と、予算は桁違いでしょうし。
本作で怖いのは、やはり無邪気な赤ん坊に、超常現象が迫っていく様子なのではないでしょうか。
バブバブ言っている赤ちゃんが、ベビーベッドから自然に浮かび上がっていく映像とか…。
何よりも恐ろしいのは、赤ちゃんが超常現象に対して泣いたりしないこと。
赤ちゃんにとっては、この存在は“怖いもの”ではないのかもしれません。。。
それにしても、『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』を観た後も思ったのですが、なんで彼らはあんな怖いことが起こっている家で平気で寝られるんでしょうかね。
私だったら、とりあえず逃げ出して、何も起こらなくなった頃に戻るけどな…。
と言いつつ、逃げ出しても、この現象はきっと追ってくるんでしょうけどね。。。
<関連作レビュー>
■映画『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』:http://c-movie.jp/review/paranormal-2-tokyo/
『パラノーマル・アクティビティ2』(91分/アメリカ/2010年)
原題:Paranormal Activity 2
公開:2011年2月11日
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
劇場:池袋シネマサンシャイン、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて
監督:トッド・ウィリアムズ
出演:スプレイグ・グレイデン/ブライアン・ボーランド/モリー・イフラム/ケイティ・フェザーストン/ミカ・スロート
公式HP:http://www.paranormal2.jp/
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