【映画レビュー】サラリーマンNEO 劇場版(笑)
サラリーマンから足を洗って、早2年以上が経ちます。
10年以上、サラリーマンをやっていたけれど、今思い返してみれば、けっこう楽しかったな…。
なんて、ちょっと思わせてくれた映画『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』。
阪神ファンでテキトーなことばっかり言ってる関西人の課長、社長の思いつきでコロコロ変わる施策、ウザいながらも楽しい飲み会、やってるはずなのにいっこうに前進しないプロジェクト…。
思わず「あるある!」とヒザをうつ“サラリーマンあるある”が満載のこのコメディ映画、サラリーマンを体験したことのある人ならば、きっと楽しめるだろうと思います。
<STORY>
業界第五位のパッとしないビール会社、NEOビールの新入社員・新城誠。泥臭い営業廻りやサラリーマン的な飲み会になじめず、営業成績もダメな新城は鬱屈した日々を送っていた。上司である阪神タイガース命の中西課長にも励まされるが、新城は素直に受け入れられない。ある日、新城が思いつきで提案した「セクシービール」が商品化されることが決定。新城をリーダーとする“セクシービール開発プロジェクト”がスタートすることになる…。
<解説>
NHKの人気コント番組「サラリーマンNEO」の映画化作品である本作。
私はテレビ番組も好きでよく見ているのですが、映画化のニュースを聞いた時はいったいどんな作品になるのかと、ちょっと不安に思っていました。
が、そんな不安は杞憂。コントでありながらも、しっかりとストーリーのある映画に仕上がっていました。
主演は、テレビ番組のロゴにもなっている生瀬勝久と、この映画きっかけで番組にも出演するようになった小池徹平。
新入社員とその上司という設定で、車輪の両軸として映画を引っ張って行きます。
この二人以外にも、芸達者な俳優陣が、いかにも楽しそうに、のびのびと演じている感じもステキです。
個人的にうれしかったのは、中越典子の“大橋”、麻生祐未の“白石の妻”、平泉成の“新入社員・早川”のキャラクターが映画にも出ていること。
このキャラ、大好きなんですよね。。。出て来ただけでニヤニヤしちゃいました。
他にもテレビ番組のレギュラー陣も総出演しているし、AKB48の篠田麻里子も派遣社員の受付嬢役で出演しています。
低予算を逆手にとったコント演出や、NHKらしい時事問題を取り入れた問題提起(というほどのものではないかも…)、NHKらしからぬ一般企業とのコラボレーションなど、様々な試みもなされているこの作品。
番組ファンなら必ず、番組ファン以外の人も、きっと楽しめるはず。
難しいことは考えずに、気軽に大笑いして楽しみたい作品だと思います。
『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』(108分/日本/2011年)
公開:2011年11月3日
配給:ショウゲート
劇場:新宿ピカデリーほか全国にて
監督:吉田照幸
出演:小池徹平/生瀬勝久/田口浩正/中越典子/入江雅人/篠田麻里子/伊東四朗/麻生祐未/宮崎美子/平泉成/沢村一樹/郷ひろみ/堀内敬子/マギー/山西惇/田中要次/八十田勇一/池田鉄洋/中山祐一朗/中村靖日/野間口徹/深水元基/原史奈/瀬戸カトリーヌ/奥田恵梨華/大杉漣/金子さやか/中田有紀/冨士眞奈美
公式HP:http://www.neo-movie.com/
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