【映画レビュー】ライアーゲーム -再生-
深夜に人気を博したテレビドラマ「ライアーゲーム」の映画化第二弾『ライアーゲーム -再生-』。
前作までのヒロイン・戸田恵梨香から、多部未華子にヒロインが変更になっています。
でも、メインキャラの松田翔太演じる秋山深一はそのままだし、他のキャラも引き続き出演している人も。
このあたり、前作を引きずっているようないないような、今ひとつ中途半端な感じなんですよね。。。
<STORY>
帝都大学を卒業した篠宮優。そんな彼女のもとに、現金1億円とライアーゲームへの招待状が届いた。優はかつて何度か講義を受けたことのある心理学教授・秋山深一に助けを求るが、秋山に拒否されてしまう。優は無理矢理ゲームに参加させられるが、そこに自分にも招待状が届いた秋山が現れる。工場跡のような廃墟で行われる今回のゲームは、“イス取りゲーム”。総額20億円をかけて20人のプレイヤーたちが椅子を取り合う心理戦が始まる…。
<解説>
原作者の甲斐谷忍も難易度NO.1と公言し、ファンの間でもシリーズ史上最高傑作のエピソードと言われる“イス取りゲーム”を題材とした本作。
まあ、ゲームの模様自体は面白かったのですが…。
なんというか、あまりにもテレビノリでツッコミどころも多く、「これ、ドラマでいいのでは…」と思ってしまいました。
芦田愛菜ちゃんの出演が話題ですが、特に彼女である必要性もないし。。。
ただ、ヒロインが戸田恵梨香から多部未華子に変わったことで、ひとつゲームに大きな展開を与えることができていましたが、それ以外は、キャラクター設定はほぼ一緒だったり。
廃墟風のセットや美術も大掛かりな割に、それが単なる“大作感”を醸し出すためのものでしかなかったり。
まあ、設定が突拍子もないのも、登場人物たちの設定や演技がおかしいのも、「シリーズの特徴だ」と言えば納得はできるのですが…。
でもまあ、せっかく映画化するのだったら、もっと隙のない脚本で作って欲しいと思うのが、正直なところです。
“テレビシリーズを観ているファン”だけでなく、“テレビシリーズは観ていないけれど、お金を払ってこの映画を観にきた映画ファン”の観客をうならせるような作品を作って欲しいなあと、思ってしまうわけです。。。
『ライアーゲーム -再生-』(131分/日本/2012年)
英題:LIAR GAME REBORN
公開:2012年3月3日
配給:東宝
劇場:全国にて
原作:甲斐谷忍
監督:松山博昭
出演:松田翔太/多部未華子/芦田愛菜/高橋ジョージ/濱田マリ/要潤/船越英一郎/野波麻帆/桝木亜子/新井浩文
公式HP:http://www.liargame.jp/
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