キリングゲーム / Killing Season

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ロバート・デ・ニーロジョン・トラボルタが、一対一で殺しあう映画『キリングゲーム』
殺しあいと一口に言っても、単純に銃で狙いあうといったような殺し方ではなく、ボーガンで射ったり、釘で打ったり、傷口に塩を塗ったり、もう、「イタイイタイイタイ!」と目を覆いたくなるようなやり方で、壮絶な殺し合いを繰り広げています。

それにしても、力いっぱい殴り合った(殺し合った?)オトコたちが、全力を出し切った後に寝っ転がって笑いあうというのは、世界共通なんですかね。。。
Sっ気たっぷりなオトコたちの、痛ーい友情物語なのでした。

<STORY>
退役したアメリカ軍人のベンジャミンは、アパラチア山脈にある人里離れた山小屋で一人で暮らしていた。ある日、セルビア人の元兵士コヴァチが迷い込み、一緒に酒を飲むうちに意気投合する。明朝一緒にハンティングに出かけたベンジャミンは、突然コヴァチに襲われてしまう。実はコヴァチはボスニア紛争時に、ベンジャミンに殺されかけた過去を恨み、ベンジャミンを殺そうとしていたのだ。山の中、たった二人の殺し合いが始まる…!

<Cheeseの解説>

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旧ユーゴスラビアのボスニア紛争に従軍していたアメリカ軍人のベンジャミン(ロバート・デ・ニーロ)と、ボスニアで殺されかけたセルビア人のコヴァチ(ジョン・トラボルタ)。

偶然にその場に居合わせたために命のやり取りをすることになった二人の軍人が、ボスニアからはるか離れたアメリカのアパラチア山脈の山奥で殺し合いを演じます。

その殺しあいのやり方と言うと、

・弓で射る
・傷口にロープを通して吊るす
・傷口にレモン水と塩水を擦り込む
・首を絞める
・殴る

などなど、痛い痛い拷問的な攻撃の数々。
そのくせ、お互いに痛めつけるだけ痛めつけて、なかなか殺さないあたりが、不思議と言えば不思議なのです。

ベンジャミンなんて、軍隊の経験による心の傷で引きこもっていたはずなのに、いざ自分の命を狙う者が現れた際には、あっさりと自分も残忍な攻撃を始めてしまいます。

まあ、軍隊で身につけた、人体を効果的に痛めつける知識や、敵を前にした時に自分の身を守るため残虐に行動できるようになる精神訓練などが、極限時には顔を出してしまうということなのかもしれません。
でも、心の奥底にある「人を殺したくない」という思いが無意識に溢れ出し、いざ殺してしまうことはなかなか出来ない、ということなのかもしれませんが。。。

と、まあ、推測はできるものの、映画として説得力は薄い気が。

ずっとベンジャミンを恨み続けていたコヴァチが、あっさり宗旨替えしてしまうあたりも、なんとも説明不足なのです。
お互いにやりきってお互いの実力を認めあい、お互いに辛かったことを理解した、というだけで、積年の恨みってあっさりふっとぶものなのでしょうか?

戦争は人を変え、人の人生を狂わせる、ということはわかりますが、なんとも中途半端な印象を残す、残虐アクション映画なのでした。

『キリングゲーム』(91分/アメリカ/2013年)
原題:Killing Season
公開:2014年1月11日
配給:ショウゲート
劇場:新宿バルト9ほか全国にて
監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演:ロバート・デ・ニーロジョン・トラボルタマイロ・ヴィンティミリア/エリザベス・オリン
公式HP:http://www.killing-game.jp/

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