ゴーストライダー2 / Ghost Rider: Spirit of Vengeance
アメコミ大好き、我らがニコラス・ケイジのアニキがアメコミ・ヒーローのゴーストライダーに扮したシリーズ第二弾『ゴーストライダー2』。
このゴーストライダー、乗った乗り物をすべて燃焼させてしまう不思議なダークヒーロー。
顔は火に包まれたガイコツで、悪人を見つけると共にサーカスのスタントマン、ジョニー・ブレイズの中から現れてブレイズの身体と意識を乗っ取り、大暴れしてしまうという、ある意味迷惑なヒーローです。
今回のアニキは、素顔で登場するジョニー・ブレイズのシーンはもちろん、自ら黒いコンタクトレンズをつけてスカルフェイスのゴーストライダーに扮し、バイクスタントから何から、ぜんぶ自分で演じてくれちゃってます。
うーん、やっぱりこういうの、好きなんですな。
最近のニコラス映画に多い、破天荒で悪趣味なシーンもばっちり入っているのが、ファンにとってはうれしいところ。
まあ、逆にそういうシーンがあるので、お上品なお友達には「この映画好きなんだよねー」と言いづらいのが難点ではありますが…。
監督を務めるのは、「アドレナリン」シリーズや『GAMER ゲーマー』などでおなじみのコンビ監督マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラー。
テンションと勢い、役者の破天荒な魅力で作品を引っ張っていく展開にはもってこいの二人というところですよね。
まあ、上記の理由などであんまり万人にはオススメできない作品ですが、私は大好きな一作です。
最近150分以上の長尺映画が多い中、95分っていうコンパクトな上映時間もうれしいところです。
<STORY>
ジョニー・ブレイズは、父親を救うため冥界の魔王メフィストと契約し、体内に悪魔を宿してしまった。ある時、彼の所にモローという僧侶が「ある少年を助けて欲しい」と依頼してくる。その少年・ダニーは母親・ナディアがメフィストと契約して生まれた“運命の少年”だった。メフィストは自分の魂を入れる新しい“器”としてダニーの体を狙っていたのだ。ジョニーはダニーを守るため、ゴーストライダーとなってメフィストにたち向かう。
<Cheeseの解説>
本作の原題は『Ghost Rider: Spirit of Vengeance』。
“Spirit of Vengeance”は“復讐の精霊”という意味です。
ジョニー・ブレイズの身体に取り憑いた悪魔の名前は「ザラソス」。
彼はもともとは復讐を守護する存在なのです。
今回、ジョニー・ブレイズはイドリス・エルバ演じる僧侶に依頼され、メフィストとナディアという女性が契約して生まれた“運命の少年”ダニーを守ろうとします。
自分をゴーストライダーにしたメフィスト、そしてダニーの身体を乗っ取ろうとしているメフィストを倒し、復讐を果たそうとするのでした。
珍しく人間っぽいキャラクターのイドリス・エルバ、メフィストを演じるキーラン・ハインズ、謎の部族長を演じるクリストファー・ランバートなど、濃い顔のクセモノ俳優たちが、怪演を見せているもまた楽し。
デートや小さなお子様にはあまりオススメできませんが、ちょっとクセのある映画が好きな人であれば、きっとニヤニヤしながら楽しめる一作だと思います。
『ゴーストライダー2』(95分/アメリカ/2012年)
原題:Ghost Rider: Spirit of Vengeance
公開:2013年2月8日
配給:ポニーキャニオン、松竹
劇場:丸の内ピカデリーほか全国にて
原案:デヴィッド・S・ゴイヤー
監督:マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラー
出演:ニコラス・ケイジ/イドリス・エルバ/ヴィオランテ・プラシド/キーラン・ハインズ/クリストファー・ランバート/ジョニー・ホイットワース
公式HP:http://www.gr2.jp/
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