【映画レビュー】ドライブ・アングリー 3D / Drive Angry
暴れまくり、好き放題やりまくりのニコラス・ケイジの暴走が甚だしい、好き嫌いがぱっくり別れそうな映画『ドライブ・アングリー 3D』。
本当に、「ニコラス…。何がしたいの? どこに行きたいの?」と思わずつぶやいてしまいました。
いや、嫌いではないですが、上品な女友達にこの作品を紹介するのは、多少はばかられますね。。。
でも、「悪趣味全開のニコラス・ケイジが好き!」とか、「何にも考えずに見られる爆走アクション、どんとこい!」というような剛毅な方には、ぜひオススメしたいと思います。
<STORY>
あるダイナーに一人の男が現れた。名前はジョン・ミルトン。彼は娘を殺し、孫娘を連れ去ったカルト集団を追い、復讐を果たそうとしていた。偶然知り合ったウェイトレスのパイパーと、ミルトンは暴走を続ける。そんなミルトンを追っている一人の男がいた。彼は“監察官”と名乗り、ミルトンの追跡を続ける。邪魔する者は無言であの世に送りながら…。ミルトンは頭に銃弾を撃ち込まれながらも、カルト集団の教祖ヨナ・キングを追い続ける…。
<解説>
実は私、この作品を2D試写で観てしまったのですが、この作品のウリは、何と言っても3Dだと思います。
それも、今流行の“奥行きを感じられる”3Dではなく、昔ながらの“飛び出す!”3D。
爆発して破片が飛んでくる、車が飛んでくる、火の粉が飛んでくる!!
そういう、まあ言わばベタなノリを楽しめるかどうかが、この作品のキモ。
でもね、楽しめる人にはきっと楽しめるハズ…。
セックスしながらの銃撃戦しちゃうニコラスとか、殺しても死なないニコラスとか、楽しめるツボはそこここに。
他にも、ナイスバディで気の強いオネエちゃん(アンバー・ハード)、馬力たっぷりのクラシック・カーの爆走、謎の監察官(ウィリアム・フィクトナー)の無表情なのに突拍子も無い暴走っぷり、カルト教団の教祖(ビリー・バーク)のわかりやすい狂気演技、とかね。
ただまあ…。万人にオススメは、やっぱりしかねますね。
「悪趣味な映画が大好き!」と自信を持って言える方は、ぜひ観てみてください。
でもまあ、愛すべきおばか映画の一つ、だとは思います。さすがニコラス。
『ドライブ・アングリー 3D』(101分/アメリカ/2010年)
原題:Drive Angry
公開:2011年8月6日
配給:日活
劇場:全国にて
監督・脚本:パトリック・ルシエ
出演:ニコラス・ケイジ/アンバー・ハード/ウィリアム・フィクトナー/ビリー・バーク
公式HP:http://www.da3d.jp/
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