アンダルシア 女神の報復
スペイン行ってバルセロナのバルセロネータ地区でフィデア食べたい!
海外のスキーリゾート行ってふっかふかの雪の中でボードしたい!
と、海外旅行気分を盛り上げてくれる映画『アンダルシア 女神の報復』。
織田裕二が海外で大活躍する「外交官・黒田康作」シリーズの最新作は、スペインが主な舞台となっています。
雪に埋もれたスノーリゾート・アンドラから、バルセロナ、アンダルシア、そしてフランスを股にかけて大暴れ。
外交官って、国境の出入りもノーチェックらしいし、楽しそうだな。。。
<STORY>
スペイン北部に位置する小国・アンドラで、日本人投資家の川島という男の死体が発見される。川島は警視総監の息子で、大きな投資案件に関わっていたという。川島の死体の第一発見者は、ビクトル銀行行員である日本人女性・新藤結花だった。外交官・黒田康作はアンドラに飛ぶが、事件捜査を指揮するインターポールの捜査官・神足誠とは対立してしまう。その夜、何者かに襲われた結花を助けた黒田は、結花をバルセロナの領事館に保護するが…。
<Cheeseの解説>
イタリアを舞台にした前作『アマルフィ 女神の報酬』に続く本作『アンダルシア 女神の報復』は、タイトルとおりスペインが舞台。
とはいえ、アンダルシア地方に行くのは中盤以降で、前半はカタルーニャ地方のバルセロナにて展開していきます。
でも、スペインをメインの舞台にしていますが、物語のメイン登場人物は織田裕二演じる外交官・黒田康作、黒木メイサ演じる現地銀行員・新藤結花、伊藤英明演じる警視庁からインターポールに出向中の挫折したエリート刑事・神足誠の、日本人三人。
死体となって発見される谷原章介も日本人だし、あくまでも日本人の物語。
現地の刑事や銀行員などはヨーロッパの俳優さんが出演していますが、やはり脇役でしかありません。
せっかくヨーロッパを舞台にした物語なのだから、外交官・黒田と、現地人の刑事との軋轢などが描かれた方がリアルなのだろうと思いますが、言語などの問題で、やっぱり無理なのでしょうね。。。
インターポールや外務省に勤務している知り合いもいないので、その実態を知らないのですが、国や世界を代表する組織の割に、意外と好き勝手できるのですね。。。
でも、風光明媚なアンダルシアの風景(特にロンダ地方の空撮は素晴らしい!)や、アンドラのスキーリゾートの映像は美しく、海外旅行へ行きたい気持にさせてくれます。
バルセロナは、私が世界で最も好きな都市のひとつなので、本当に行きたくなりました。
そう言えば、不必要にグエル公園とかが出て来ないあたりが、リアリティがあって良かったです。
あ、でも、なぜか闘牛の練習場の中でのシーンはありましたが。
関係者でもないのに、どうやって入り込んだのかが不思議でした。
海外を舞台にしたエンターテインメント大作として、海外旅行気分を盛り上げてくれる本作ですが、ひとつ不満がありました。
それは、黒木メイサのファッション。
寒いアンドラから逃げてきたという設定で、ずっとダウンやチェックのシャツ、コーデュロイパンツといったカジュアルなファッションしかしていなかった黒木メイサ。
せっかくヨーロッパが舞台なのだから、せめて1シーンだけでも、もっとエレガントだったりファッショナブルな衣装を着せればいいのに。。。
まあ、リアルと言えばリアルなのですが、こんなところだけリアルにしなくていいのに。
こういうエンターテインメント大作の楽しみのひとつには、美女のゴージャスぶりを眺めるということもあると思うのですが。
『アンダルシア 女神の報復』(125分/日本/2011年)
公開:2011年6月25日
配給:東宝
劇場:全国にて
原作:真保裕一
製作総指揮:亀山千広
監督:西谷弘
主題曲/主題歌:イル・ディーヴォ
出演:織田裕二/黒木メイサ/伊藤英明/戸田恵梨香/谷原章介/夏八木勲/鹿賀丈史 /福山雅治
公式HP:http://www.andalucia-movie.jp/
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