【映画レビュー】ステイ・フレンズ / Friends with Benefits
ジャスティン・ティンバーレイクとミラ・クニスがセックスありのお友達というおトクな関係になって、でもやっぱりなんだかんだあってゴタゴタし…という、ちょっとセクシーな関係を描いたロマンティックコメディ、『ステイ・フレンズ』。
まあ、割り切ったつもりでそういう関係になったとしても、仲が深まればゴチャゴチャしちゃうっていうのは、誰が考えてみてもわかりきったことで。
今を時めく美男美女主演のロマコメですし、結末もわかりきってはいるのですが、フラッシュモブやスマートフォンなどのアイテムや、アメリカのポップカルチャーを上手に活かした演出は、2011年ならではでなかなか楽しいです。
個人的には、ちょいちょい出て来るショーン・ホワイトがツボでした。
昔X-TRAILで見た時はあんなに可愛かったのに、どうしてあんなになっちゃったんだろうなぁ。。。
STORY
NYのヘッドハンター、ジェイミーは、LAでアートディレクターをしているディランをスカウトした。ジェイミーの説得で転職を決めたディランは、家族と離れ、単身NYに引越してくる。ジェイミーとディランは友人として意気投合するが、ジェイミーの「セックスしたい」という言葉をきっかけに、恋愛感情抜きでセックスフレンドになることに。そんな関係を楽しんでいた二人だが、ジェイミーに新しい恋人ができ、普通の友人に戻ろうとする…。
解説
いわゆる“セフレ”の関係になる二人の姿を描いたこの映画『ステイ・フレンズ』。
そう聞くと、わりと生々しく感じられるかと思いますが、観賞後の感覚は、意外と爽やか。
それは、ジャスティン・ティンバーレイク演じるディラン、ミラ・クニス演じるジェイミー共に、意外と真面目だったりするからでしょう。
この二人、セフレではあるものの「お互いのステディがいない期間だけ」「恋愛なし、感情なし、セックスだけ、何があっても二人は友だち」というルールのもとで、そういう関係になりました。
ジェイミーに新しくステディっぽい人が登場した途端、すぐにそういう関係は解消し、ただの友だちに戻る…というように、当初の約束をきっちり守ろうとするあたりが、だらしなさを感じさせない点かもしれません。
ついいろいろダラダラしてしまう日本人と違い、“契約”の概念がはっきりしているのでしょうか。
もしくは“姦淫”への罪の意識が強かったりするのかな? そうでもないか。
まあ、そんな二人ですが、なんだかんだでセフレをやめてただの友だちに戻った後も、いろいろな感情が残ってしまいます。
仕事上の関係や、ただの知人には見せない本当の姿や、家庭の問題、家族の悩みなどもお互いに知っている関係である以上、やはりその二人の関係は、ただの友人関係よりは近いものでしょう。
お互いの弱いところを知り合っている二人、他人よりも近い距離感である二人が、友だちを卒業し、ちゃんとしたステディになるために、どういう勇気を出し、どうアプローチしていくのか…。
そこが、この映画のポイントとなっていきます。
この作品には、実はかの有名な“ハリウッドサイン”が、意外な形で登場します。
ジャスティンとミラは実際にあのハリウッドサインに近付き、強風の吹く中、二日間かけて撮影を行ったとか。
本当のハリウッドサインの間近で俳優が演技をするのは、多分この映画が初めてかもしれないそうです。
それにしても、実際のハリウッドサインがあんなに大きいとは…。
意外な大きさに、ちょっと驚かされなした。
作品情報
『ステイ・フレンズ』(109分/アメリカ/2011年)
原題:Friends with Benefits
公開:2011年10月1日
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場:シネクイントほか全国にて
監督:ウィル・グラック
出演:ジャスティン・ティンバーレイク/ミラ・クニス/パトリシア・クラークソン/ジェナ・エルフマン/ブライアン・グリーンバーグ/リチャード・ジェンキンス/ウディ・ハレルソン/エマ・ストーン/ノーラン・グールド/アンディ・サムバーグ/マシ・オカ/ジェイソン・シーゲル/ショーン・ホワイト/ラシダ・ジョーンズ/ティヤ・シルカー
公式HP:http://www.stay-friends.jp/
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