ミッション:8ミニッツ / Source Code

Source Code

デヴィッド・ボウイの息子であるという、一般人とはかなり違う育ち方をしたであろう出自を持つ若手監督、ダンカン・ジョーンズが手がけた映画『ミッション:8ミニッツ』

既に死んでしまっている人間の死の直前8分間の意識の中に入り込むことができるというプログラム“ソースコード”が、この映画のキモとなっています。
死者の死の直前の意識に入り込んだら、その死者の死までの行動をそのままなぞることしかできないんじゃないかと私などは思ってしまうのですが、この作品内では、その8分間は自由に自分の意志で行動できるようになっています。

観終わった後で、いろいろ思い返して、「え?あれってそういうこと?」「でもあそこでああなったよね?」「え、つまり、どういうこと?」などと、いろいろ確認したくなる映画です。
時間がパラレルに展開していくので、どこがどうつながってどうなるのか、うっかりしているとわからなくなってしまいます。

パラレルワールドの解釈は、やっぱりいろいろ難しいな。。。
もう一回観る時は、メモをとりながら観たいと思っていますが、まあ、そんなに難しく考えなくともだいじょうぶ。

リアルな映像やテンポのいい演出、タイムリミットの中で犯人を暴くミステリー・サスペンスや人間ドラマなど、いろいろな要素を楽しめると思います。

<STORY>

Source Code - 映画ポスター - 27 x 40

米軍パイロットのコルターは、電車の中で目を覚ます。前の席の見知らぬ女性が親しげに話しかけてくるが、彼女にも、鏡に映る自分の顔にも全く覚えがなく、自分の身分証明書にも覚えがない。やがて、乗っていた電車が大爆発してしまう…。目を覚ましたコルターは自分がある作戦に参加していることを知る。“ソースコード”というプログラムで、電車爆発テロで死亡した男の死の直前8分間の意識に入り込み、テロの犯人を暴けというのだ…。

<Cheeseの解説>

Source Code [Blu-ray]

この映画は、ジェイク・ギレンホール演じる米軍パイロットが、電車の中で目を覚ますところから始まります。

自分はパイロットの職務中だったはずなのに、なぜ電車に乗っているのか?
目の前の女性は誰なのか?
鏡に映っている自分の顔にも見覚えがなく、そして、自分が持っている身分証明書にも見覚えがない…。

混乱している中で、彼は電車の爆発事件に巻き込まれます。
再び目を覚ました時、彼は観たことのないブースの中に、一人で入っていました。
そして、モニターから聞こえるグッドウィン大尉の声で、自分が“包囲された城”というミッションに参加中だということを知るのです。

そのミッションとは、“ソースコード”というプログラムを通し、電車爆発テロ事件に巻き込まれて亡くなった男性の死の8分前の意識の中に入り込み、事件の犯人を調べる、というものでした…。

この物語には、3つの大きな舞台が用意されています。

ひとつは、“電車爆発までの8分間”を繰り返し、犯人を調査していくプログラム“ソースコード”内の世界。
コルターは、電車に乗り合わせたミシェル・モナハン演じるクリスティーナを巻き込みながら、事件の真相を調べていきます。
やがて、コルターとクリスティーナは心を通わせていくのです。
(とはいえ、コルターは記憶を蓄積しながら8分間を繰り返しているのですが、クリスティーナはその8分間をそれぞれ初めて体験しているので、これまでのやりとりはリセットされていくのですが…)

もうひとつは、コルターがヴェラ・ファーミガ演じる“ソースコード”のオペレーター、グッドウィン大尉の指令を受けるコックピット。
コックピットの中で多くの計測器や機械に囲まれたコリターは、モニターを通してグッドウィン大尉の指令を一方的に受け、半強制的に何度もプログラムの中へ送り込まれていくのです。
必死になって自身の信条や思いを打ち明けるコルターを相手にしているうち、職務のみに忠実だったグッドウィン大尉の心情が変化していきます。
コルターとグッドウィン大尉の間にも、心が通っていきます。

そして最後は、グッドウィン大尉のいるラボラトリー。
そこでは、“ソースコード”の開発者であるラトレッジ博士が、グッドウィン大尉に指示し、“ソースコード”プロジェクトを進めています。
ラトレッジ博士にとっては、自身の研究成果である“ソースコード”の成功が第一。
そのミッションに参加するコルターのことは一つの駒としか考えておらず、ただミッションを進めようとしていくのです。

連携しながらもつながることはない世界で、それぞれの思惑が絡み合いながら、現実世界と仮想世界が展開していきます。
複数の人間の思いが、開発者にも未知な部分のあるプログラム“ソースコード”に影響を及ぼし、さらにプログラム“ソースコード”が現実に影響を及ぼして、意外なラストへとつながっていくこの作品。
果たして結末はどうなるのか、コルターはどういう道を選ぶのか…。

8分間の積み重ねの先に何があるのか…。
それは、あなたの目で確かめていただきたいと思います。

別コラム:オトコに見せたいこの映画『ミッション:8ミニッツ』

『ミッション:8ミニッツ』(94分/アメリカ/2011年)
原題:Source Code
公開:2011年10月28日
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
劇場:全国にて
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ギレンホールミシェル・モナハンヴェラ・ファーミガジェフリー・ライト/キャス・アンヴァー/ラッセル・ピーターズ/マイケル・アーデン
公式HP:http://disney-studio.jp/movies/mission8/

Source Code
Source Code

posted with amazlet at 11.10.16
Chris Bacon
Lakeshore Records (2011-03-29)
売り上げランキング: 9638

(C) 2011 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です