【映画レビュー】シャドー・チェイサー / The Cold Light of Day

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これまで父親のことをよく知らずに生きてきた普通の青年が、バカンス先のスペインでCIAやモサドが絡む陰謀に巻き込まれ、誘拐された家族を救うために戦おうとする映画『シャドー・チェイサー』

実はCIAのエージェントだった父親をブルース・ウィリスが、その父親に代わり家族を守らねばならなくなった青年を『インモータルズ-神々の戦い-』ヘンリー・カヴィルが演じています。

“The Cold Light of Day”という原題も物語っているように、スペインの港町やマドリッドを、光と影のコントラストも美しく描き出した、小気味よいアクション映画です。

<STORY>
サンフランシスコで会社を経営しているウィルは、両親がバカンスを過ごすスペインの港町を訪れる。しかし、会社が破産したというニュースが届き、家族揃ってのクルージングも楽しめずにいた。船を降りて街へ買い物に行ったウィルが戻ってくると、船は荒らされ、人っ子一人いない。地元警察に助けを求めたウィルは、逆に警察官に襲われ、父のマーティンに助けられる。実は父はCIAのエージェントで、家族揃って狙われたと言うのだ…。

<解説>

ポスタ- A4 パターン B シャドー・チェイサー 光沢プリント

『その男 ヴァン・ダム』を手がけたチュニジア系フランス人監督、マブルク・エル・メクリが手がけたこの作品。

派手さはないですが、ブルース・ウィリスやシガニー・ウィーバーといった実力派アクションスターが顔を揃えた手堅いアクション・ムービーです。

実は父親がCIAエージェントだったという驚愕の秘密を知ったウィルは、なんの戦闘訓練も受けていない普通の青年。
そんな彼が、家族が誘拐され、父親の秘密を知るという危機に瀕して、隠されていた戦闘能力を発揮していきます。
素人がそんなに急にいろいろ対応できるもの?という気もしますが、まあ、“カエルの子はカエル”という言い方もあるし、幼い頃にさりげなくいろいろ父親がウィルに仕込んでいたという可能性もありますよね。。。

それにしても親の心子知らず、というか、親の行動子知らず、というか。
父親が“父親である前に、一人の人間、一人の男だった”ということを知った時、ウィルも大人の階段を一つ上ったのかもしれませんね。。。

『シャドー・チェイサー』(93分/アメリカ/2012年)
原題:The Cold Light of Day
公開:2012年10月27日
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場:有楽町スバル座、新宿ミラノほか全国にて
監督:マブルク・エル・メクリ
脚本:スコット・ワイパー/ジョン・ペトロ
出演:ヘンリー・カヴィルブルース・ウィリスシガニー・ウィーバー/キャロリン・グッダル/コルム・ミーニイロシュディ・ゼム
公式HP:http://www.shadowchaser.jp/

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