かけがえのない人 / The Best of Me
高校生の頃、お互いに「運命の人だ」と思っていた恋人に20年後に再会したら…。
今の人生は間違っているんじゃないかと思っていた時に、高校時代の初恋相手に再会したら…。
人生も折り返し地点に差し掛かり、そろそろ自分の人生の修正も難しくなってくるアラフォー世代にぴったりはまる映画『かけがえのない人』。
自分が本当に人生を共にすべきはあの人だった、自分のかけがえのない人はあの人だった、そんな後悔を抱えた人は、自己責任でご覧ください。
自分の実人生には、なかなかこんな奇跡は起こらないですからね。。。
<STORY>
爆発事故で九死に一生を得たドーソン・コールの元に、高校時代の恩人・タックの訃報が届く。20年ぶりに故郷に帰ったドーソンは、タックの家で初恋の女性・アマンダに再会する。タックは二人に遺品の整理を依頼し、二人への遺産としてヴァンデミアの別荘を遺していた。ヴァンデミアを整理しながら、二人は高校時代の恋を思い出す。家を出てタックの家で暮らしていたドーソンは、アマンダと車の故障をきっかけに出会ったのだった。
<解説>
『きみに読む物語』など、数々の映画の原作小説を執筆しているニコラス・スパークス。
本作『かけがえのない人』は、そんなニコラス・スパークスの原作小説を『モネ・ゲーム』のマイケル・ホフマン監督が映画化した作品です。
高校時代、情熱的に愛し合ったアマンダとドーソン。
二人は、あることをきっかけに離れ離れになり、それ以来別々の人生を送ってきました。
しかし、約20年後、共通の知人の死をきっかけに再会します。
一度死にかけたドーソンは、ちょうど自分の人生について考えており、死の間際で思い出したアマンダのことを、運命の女性ではないかと思っていました。
アマンダも、裕福な夫と子どもとともに、一見何不自由のない暮らしを送っていましたが、自分が本当に望んでいた人生はこんなものではなかったと、違和感を抱いていたのです。。。
まあ、アマンダとドーソンの関係は、こんなことがリアルにあるわけはないだろう、というような偶然とラッキーと悲劇が重なっており、いかにもドラマ。
しかし、そこはさすがニコラス・スパークス作品、「やっぱり運命の二人なのね…」と観ている間はすんなり受け入れられるから不思議です。
この運命の恋人たち、20年後のアマンダとドーソンを演じるのは、ミシェル・モナハンとジェームズ・マースデン。
二人とも美しく若々しく、まだまだ現役そのもの。
この作品のテーマは“運命のセカンド・チャンス”とでもいうものですが、この二人ならまだまだファースト・チャンスも行けそうです。
そして、この二人の若い頃を演じるのは、リアナ・リベラトとルーク・ブレイシーという若い二人。
リアナ・リベラトの弾けるような若々しさと初々しさは、とても素敵です。
でも、ルーク・ブレイシーがちょっと老けて見え、かつジェームズ・マースデンと同一人物とはとても思えないあたりが、残念といえば残念なところです。まあ、彼が悪いわけではないのですが。。。
実はこのジェームズ・マースデンが演じた大人のドーソン役、最初はポール・ウォーカーが演じるはずだったのだとか。
ポール・ウォーカーも、まだまだ20代と言っても通用する若々しさを持った俳優だったので、こういう映画のキャスティングは本当に難しいのでしょうね。ああ、ポール…。
『かけがえのない人』(118分/アメリカ/2014年)
原題:The Best of Me
公開:2015年08月22日
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場:YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開
原作・製作:ニコラス・スパークス
監督:マイケル・ホフマン
脚本:ウィル・フェッターズ
音楽:アーロン・ジグマン
出演:ミシェル・モナハン/ジェームズ・マースデン/リアナ・リベラト/ルーク・ブレイシー/ジェラルド・マクレイニー/クラーク・ピータース/ジョン・テニー/キャロライン・グッドール
Official Website:http://kakegaenonai.jp/
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