【映画レビュー】劇場版 SPEC~結~(クローズ) 漸(ゼン)ノ篇
「映画化とかぜってーしねーからな」というドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」ラストでの前フリを華麗に受けて、立派に映画化された前作の映画『劇場版 SPEC~天~』。
そして、「ケツをやると思ったら大間違いだぞ」という『劇場版 SPEC~天~』の前フリを華麗に受けて、今度は前後編にまでなって公開されてしまう映画『劇場版 SPEC~結~(クローズ)』。
まずは前編にあたる「漸(ゼン)ノ篇」を観て参りました。
この『劇場版 SPEC~結~(クローズ) 漸(ゼン)ノ篇』、竜雷太のためにあるような一作と前篇と言えるでしょう。
STORY
スペックホルダーの二ノマエとの戦いで重傷を負った瀬文焚流だが、シンプルプランの発動を阻止するため、気合いで公務に復帰する。そんな頃、瀬文と当麻の上司である野々村は、シンプルプランのために用意されたウィルスを入手するための単独行動に出るのだった。そして当麻の元にスペックホルダーのみを殺すためのウイルスが送られて来た。ワクチンを作ろうと研究所を訪れた当麻たちの元に、城旭斎浄海という刺客が襲いかかる…。
解説
この作品には、前作ではエンディングにチラリとだけ登場した謎のキャラクター、向井理演じる“セカイ”が登場します。
そして新キャラ・白い衣装を着た謎の女役で大島優子が登場。
そして白い和服を着た“御前様”という大物も登場します。多分、白つながりで、あの犬を連想する人も多いかも。。。ホントにあの方、大物なのに仕事を選びませんね。
“ファティマ第三の予言”とは?
“ソロモンの鍵”とは?
“セカイ”、“謎の女”、“御前様”、30万年前から遺恨を持つという彼らの正体は?
それらの謎は、すべて投げっぱなしです。
こんな状態でほっぽらかされてもね…と、ちょっとモヤモヤが溜まってしまう人も多いかも。
とりあえず、「漸(ゼン)ノ篇」を観たら「爻(コウ)ノ篇」を観ないわけにはいかないでしょう。
まあ本作は、これまでコメディリリーフだった竜雷太演じる野々村係長(代理)がその決意と矜持を披露し、戸田恵梨香演じる当麻紗綾と、加瀬亮演じる瀬文焚流が戦いの決意を固める模様を描いています。
もちろん、鉄板の餃子ネタや、瀬文と当麻の噛み合わないやりとりも健在なので、SPECファンには楽しめることでしょう。
しかし、香椎由宇が演じるキャラクターの城旭斎浄海とか、出オチ過ぎるというか…。
なんだか、もったいない使われ方をしているように思います。
後半では、このモヤモヤが解決されるといいのですが。。。
作品情報
『劇場版 SPEC~結~(クローズ) 漸(ゼン)ノ篇』(95分/日本/2013年)
公開:2013年11月1日
配給:東宝
劇場:全国東宝系にて
監督:堤幸彦
出演:戸田恵梨香/加瀬亮/竜雷太/北村一輝/栗山千明/向井理/大島優子/香椎由宇/有村架純/KENCHI(EXILE)/遠藤憲一/浅野ゆう子/神木隆之介/イ・ナヨン/渡辺いっけい/三浦貴大/岡田浩暉/松澤一之/載寧龍二
公式HP:http://www.spec-movie.jp
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