【映画レビュー】パシフィック・リム:アップライジング / PACIFIC RIM UPRISING
ギレルモ・デル・トロ監督が手がけた2013年の映画『パシフィック・リム』。
熱いKAIJU愛、熱い特撮愛に溢れたこの作品は、多くのパシリムファンを生み出しました。
そして2018年。
ギレルモ・デル・トロはプロデューサーに回り、「ヤング・スーパーマン」などドラマの演出を手がけてきたスティーヴン・S・デナイトがメガホンを取り、続編『パシフィック・リム:アップライジング』が誕生しました。
日本が舞台になっていたり、新田真剣佑が新たに参加していたり、もっと熱いファンが生まれてもいいはずなんですが…。
なんか、こう、ものたりない感じがするのは、やはり前作にあった熱いオタク心が足りないからなのでしょうか。。。
STORY
スタッカー・ペントコストが戦死したKAIJUたちとの戦争から10年。ペントコストの息子であるジェイクは、イェーガーのパーツであるプラズマ蓄電池を盗もうとして捕まり、イェーガーを自作している少女アマーラとともに中国にある環太平洋防衛軍(PPDC)のモユラン基地に送られ、義姉の森マコの指示でイェーガーパイロット訓練生を指導する教官となることに。その頃、PPDCでは中国のシャオ産業が開発したドローン・イェーガーの導入が検討されていた。
解説
前作から10年後の世界を描く本作では、前作でイドリス・エルバが演じたスタッカー・ペントコスト司令官の息子・ジェイクが主人公となります。
そのジェイクを演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で活躍するジョン・ボイエガ。彼は自身でプロデューサーも務めています。
前のKAIJUとの戦争から10年経ち、世界は復興を始めていました。
しかし、環太平洋地域の街の一部には戦争の残滓が残った廃墟状態で、戦争孤児たちもまだまだいる状態。
そんな中で、環太平洋防衛軍(PPDC)には、中国製のドローンイェーガーの導入が検討され、若手パイロットたちの養成も進んでいました。
主人公のジェイクは、その若手パイロットの教官として、環太平洋防衛軍に戻ることに。
かつての親友で、今はギクシャクしているネイト(スコット・イーストウッド)と共に、若手の訓練を重ねてきました。
そんななか、オーストラリアのシドニーで行われたPPDCの会議の日に、会議場が謎のイェーガー、オブシディアン・フューリーに襲われます。
謎の敵と戦うため、ジェイクはイェーガーのパイロットとして、再び立ち上がることになるのですが…。
今回、KAIJUたちと地球人の決戦の舞台となるのは、なんと日本。
新橋のような六本木のような、ネオ東京らしき都市を破壊し、3体のKAIJUたちが富士山火口へと向かいます。
そして、そんな彼らを止めるため、ジプシー・アベンジャーらイェーガーが戦いを挑むのです。
ジェイクの亡き父親・ペントコスト司令官や義姉のマコに対する複雑な愛、ジェイクとネイトの愛憎入り混じった友情、ジェイクとパイロット候補生たちの間に育まれた師弟愛。
これらの熱い思いが、襲いくるKAIJUから地球を救うためのパワーとなります。
まあ、KAIJU側にも、KAIJUに対する熱い地球人の愛があったりするのですけれどね…。
前作でKAIJUたちと脳をドリフトさせたゴットリーブ博士やニュート博士も再び登場し、重要な役割を果たすので、彼らのファンの人は必見です。
関連作レビュー
パシフィック・リム / Pacific Rim:http://c-movie.jp/review/pacific-rim/
パシフィック・リム:アップライジング / PACIFIC RIM UPRISING:http://c-movie.jp/review/pacific-rim-uprising/
作品紹介
『パシフィック・リム:アップライジング』(111分/アメリカ/2018年)
原題:PACIFIC RIM UPRISING
公開:2018年4月13日
配給:東宝東和
劇場:全国にて
監督・脚本:スティーヴン・S・デナイト
脚本:T・S・ノーリン
製作:ギレルモ・デル・トロ/トーマス・タル/ジョン・ジャシュニ/メアリー・ペアレント/フェミ・オグンス
音楽:ローン・バルフェ
出演・製作:ジョン・ボイエガ
出演:スコット・イーストウッド/アドリア・アルホナ/ジン・ティエン/チャーリー・デイ/バーン・ゴーマン/菊地凛子/カラン・ブラル/マックス・チャン/新田真剣佑
Official Website:http://pacificrim.jp
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