【映画レビュー】ノッティングヒルの洋菓子店 / Love Sarah

Love Sarah [DVD]

ロンドンの人気デリ「Ottolenghi」の全面協力ということで、美味しそうな洋菓子でいっぱい、スイーツテロの一面もある映画『ノッティングヒルの洋菓子店』

一人のパティシエール、サラの死をきっかけに、彼女の親友、娘、母親、かつての恋人が、一つの洋菓子店を守っていくこととなります。
その姿は、まるで疑似家族。多様化が進み、家族のかたちに定型がなくなった現代らしい、付かず離れず、それぞれを尊重した関係を築いていきます。

メジャーなスター俳優は出ていませんが、それゆえに、身近な物語としてじっくり味わうことができる、まさに故郷の味とも言えるような映画です。

<STORY>
イザベラは親友のサラとノッティングヒルに洋菓子店を出そうと計画していた。その夢が実現した矢先に、サラが交通事故で帰らぬ人になってしまう。一度は夢を諦めたイザベラだが、サラの娘のクラリッサからサラの遺志を継いで洋菓子店をやろうと持ちかけられる。サラと疎遠だった彼女の母親・ミミの出資を受け、女三人で洋菓子店を始めることに。そこに、かつてのサラの恋人で有名店のシェフのマシューがパティシエとして応募してくる…。

<解説>
ノッティングヒルと言えば、ヒュー・グラントジュリア・ロバーツ主演の映画『ノッティングヒルの恋人』でも有名な、ロンドンのオシャレスポット。
本作『ノッティングヒルの洋菓子店』では、このノッティングヒルにベーカリーをオープンした四人が、少しずつ絆を深め、過去の後悔を未来の希望へと変えていく姿を描いています。

イザベラ、クラリッサ、ミミ、マシュー、彼ら4人は言わばサラを中心に、関係が繋がっている人物。
祖母と孫、元製菓学校の同期、といった関係性はありましたが、サラが生きている時は、そのつながりは薄いものでした。4人とも、どこか孤独で、誰にも言えない寂しさを抱えて生きてきたのです。

しかし、サラの死をきっかけに、「Love Sarah」というベーカリーを始め、彼らのつながりは濃くなっていきました。
そして「Love Sarah」という店は、サラが愛する人々に贈った“安らげる家”のような存在になったのです。

イザベラ、クラリッサ、ミミ、マシューにとっての安らげる家となった「Love Sarah」は、さらにロンドンに集う世界各地の人々に、故郷の味を味わわせてくれる“安らげる家”へと成長していきます。
血の繋がった家族ではなくとも、家族が集う心地よい家は世界各地に作れるのです。心を閉ざすことをやめてしまえば。

イスラエル出身の超人気シェフ、ヨタム・オットレンギ氏が作るスイーツに彩られたこの映画『ノッティングヒルの洋菓子店』
ふるさとの記憶がこもった甘い味とともに、心を癒してくれるような優しい映画でした。
あー、抹茶ミルクレープ、食べたい。。。

『ノッティングヒルの洋菓子店』(98分/イギリス/2020年)
原題:Love Sarah
公開:2020年12月4日
配給:アルバトロス・フィルム
劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開
原案・監督:エリザ・シュローダー
原案・脚本:ジェイク・ブランガー
原案:マハリア・リマー
音楽:エニス・ロトホフ
出演:セリア・イムリー/シャノン・ターベット/シェリー・コン/ルパート・ペンリー=ジョーンズ/ビル・パターソン
Official Website:https://nottinghill-movie.com/

 

Love Sarah [DVD]
Love Sarah [DVD]

posted with AmaQuick at 2020.12.05
()
4.3outof5stars
¥1,365
ノッティングヒルの恋人 [Blu-ray]
ジュリア・ロバーツ(出演), ヒュー・グラント(出演), リース・エヴァンズ(出演), ジェイムズ・ドライファス(出演), ヘンリー・グッドマン(出演), リチャード・マッケイブ(出演), ロジャー・ミッシェル(監督)
ジェネオン・ユニバーサル (2013-09-25T00:00:01Z)
4.5outof5stars
¥361
スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存