ママはレスリング・クイーン / Les Reines Du Ring

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 ママはレスリング・クイーン 光沢プリント

スーパーで働く普通の女性たちが、

WWE好きの息子と仲良くしたい!!」
「レスラー、カッコいい!」
「マッチョな男と仲良くしたい!」

などという不純な動機からプロレスを始め、なぜかメキシコのレスラーたちと戦うハメになってしまう映画『ママはレスリング・クイーン』

ザ・ミズイヴ・トーレスCMパンクらも登場している本作、WWEが世界規模でのリメイク権と米国内配給権利を獲得したことでも話題の作品です。

<STORY>
刑務所に服役していたローズは、出所してすぐに代理母のもとで暮らす息子・ミカエルと再会する。しかし、ミカエルはローズに心を閉ざしたままだった。ミカエルがプロレスのファンだと知ったローズは、彼の気を引くためプロレスを始めることを決心。同じスーパーでレジ係として働くコレット、ジェシカ、ヴィヴィアンら、仲間を誘って“獅子心王”ことかつての人気レスラー・リシャールにコーチを願い出る。試合も決まり、彼女らは特訓を始めるが…。

<Cheeseの解説>
刑務所に入っていた5年間離ればなれだった息子の心を取り戻したい30代シングルマザー・ローズ。
スーパーでは主任として慕われているけれど、夫の浮気に心を痛めている50代のコレット。
セクシーな魅力たっぷりで男好きだけれど、本当の恋愛をしたことがない30代のジェシカ。
その風貌から“肉売り場の怪人”と恐れられているけれど、実は乙女チックな40代のヴィヴィアン。

そんな、悩める4人の女性が、かつての人気プロレスラー、“獅子心王(ライオンハート)”リシャールの特訓を受け、派手なリングネームとコスチュームで、リングに立つことになります。

彼女たちがなりきるのは、
まるでゲームの世界から飛び出してきたような“ローザ・クロフト”。
赤いマントとブロンドがキュート! 空を飛んで登場する“ワンダー・コレット”。
得意は早撃ち!? カウボーイハットもセクシーな“カラミティ・ジェス”。
ユマ・サーマンも真っ青、肉切り包丁がよく似合う“キルビルート”。
それぞれ、個性を活かしてプロレスラーになりきってしまうのです。

とは言え、何もかもが順調に行くわけではありません。
仲間割れあり、自信喪失あり、職を失う危機あり、まさかのドタキャンあり…。

フランスのコメディ映画らしく、多少展開が強引だったり、無理があったりするところもありますが、彼女たちの魅力はそんな些細な欠点を吹き飛ばしてしまうようなパワーがあります。
プロレスシーンも女優たちが特訓を積んで、やれるところまでやったというからさすがです。

自分の好きなコスチュームを着て、やりたいことを体いっぱいで体現している彼女たちを見ていると、やっぱりフランス女は一筋縄ではいかないなーと実感。
やりたいことをやりたいように、楽しんで実現している人の魅力を教えてくれるのです。

それにしいても、ジャン=マルク・ルドニツキ監督、本作が劇上映が初監督とのことですが、1948年生まれの大女優ナタリー・バイにワンダーウーマンの衣装を着せて、ワイヤーで吊って空を飛ばしてしまうなんて、素晴らしい手腕だと思います。

『ママはレスリング・クイーン』(97分/フランス/2013年)
原題:Les Reines Du Ring
公開:2014年7月19日
配給:コムストック・グループ
劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて
監督:ジャン=マルク・ルドニツキ
脚本:マノン・ディリーズ/マリー・パブレンコ
出演:マリルー・ベリ/ナタリー・バイアンドレ・デュソリエオドレイ・フルーロ/コリンヌ・マシエロ/イザベル・ナンティ
公式HP:http://wrestlingqueen.com/

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