案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み
田舎の女子中学生って、なんてかわいいんだ…と、素直ですれていない女子中学生の純粋さ、可愛らしさを実感できる映画『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』。
平祐奈ちゃんと大友花恋ちゃんが演じる、二人の女子中学生の愛らしさと言ったら…。
島にある田舎の村で、ソフトテニスを始めるためにコートを自分たちで作ってしまうような、二人の女子中学生が、なんとも可愛らしいのです。
今となっては彼女たちの母親でもおかしくない私としては、彼女たちのまっすぐさをついつい母親のような目で応援したくなったのでした。。。
<STORY>
父が移住して農業を始めた島へ、東京からやって来た中学3年生の小田切亜季。島で彼女の近所に住んでいる同級生の松丘珠子は、亜季が東京でソフトテニスの強豪校に所属していたと聞き、亜季にソフトテニスを教えて欲しいと頼む。二人の暮らす村にはテニスコートがなかったが、二人は近所の廃校の校庭を利用し、コートを作ってしまう。二人は夏の大会出場を目指し、村役場の臨時職員リンジーさんや、亜季の姉をコーチに練習を始める。
<解説>
愛好者700万人と言われる“ソフトテニス”。
私自身はやったことがありませんが、たしかに通っていた中学校にも軟式庭球部があって、ソフトテニスをやっているクラスメイトも多かったのを思い出します。
そんなソフトテニスをテーマに、少女たちのひたむきな姿が村の人びとを変えていく様子を描いたのが、本作『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』です。
ソフトテニスがやりたくて、自分たちでテニスコートを作って練習を始める少女たちを演じるのは、平祐奈と大友花恋の二人。
都会で育ち、いじめや両親の離婚に傷つきつつも、明るく振る舞う亜季(平祐奈)。
自然の中でのびのびと育ち、屈託のない明るさを持った珠子(大友花恋)。
完全に大人になりきる前の、まだ幼く洗練されていない美少女二人が、懸命にテニスに打ち込む様子は、それだけで目の保養になります。
高校生ではなく、中学生が主人公であるからこそ、この作品はこれだけ“すれていない”素直な作品になったような気がします。
そりゃ、あんなピュアな二人が頑張ってたら、周りの大人としては応援せずにはいられないですよね。。。
『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』(100分/日本/2015年)
公開:2015年4月4日
配給:イオンエンターテイメント
劇場:全国にて
原案:古澤敏文
監督:井上春生
脚本:村川康敏
音楽:野崎美波
主題曲/主題歌:さだまさし
出演:平祐奈/大友花恋/星田英利/小市慢太郎/関めぐみ/久保田磨希/佐藤正宏/齋藤隆成/駿河太郎/久松信美/藤井さやか/斉木しげる/草村礼子/柳葉敏郎
Official Website:http://www.kakarake.com/
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