【映画レビュー】G.I.ジョー バック2リベンジ / G.I. Joe: Retaliation
ロック様!
ニンジャ!
半裸のイ・ビョンホン!
スキンヘッド!
核ミサイル祭り!
な感じで、なーんにも考えずにアクションの数々を楽しめる映画『G.I.ジョー バック2リベンジ』。
ストーリー的にはちょっとキャラクターが入り組んでいたりして複雑だったりもするのですが、あまり深く考えなくても楽しめます。
とにかく、暴れまくるG.I.ジョーたちのド迫力の戦いを、無心で堪能すればよいのです。
まあ、前作で張られた伏線が大きなポイントになってくるので、前作『G.I.ジョー』は観ておいた方がよいと思います。
ただ、前作を観て本作を観ると、「え、あの人どこ行ったの? え、中身違う人なの? え、死ぬの?」と、いろいろと驚くかも知れませんが…。
<STORY>
世界最強の機密部隊・G.I.ジョーが作戦行動中に何者かに襲われ、壊滅。ロードブロック、レディ・ジェイ、フリントの三人が生き残る。誰も頼れないことを知った三人は“初代ジョー”と呼ばれるジョー・コルトンに助けを求めた。その頃、コブラコマンダーはストームシャドーに助けられ脱獄、アメリカ大統領に成り済ましたザルタンらとテロ組織“コブラ”の活動を再び活発化させていく。ジョーたちはコブラの企みを止めることはできるのか…!?
<解説>
ハズブロ社のアクション・トイ“G.I.ジョー”。
この“G.I.ジョー”が登場するアニメーションを元に実写映画化したのが、この映画「G.I.ジョー」シリーズです。
この『G.I.ジョー バック2リベンジ』、シリーズ二作目でありながらも、二作目とは思えないような意外な展開から始まります。
前作から引き続いてメインキャラクターとして登場するのは、ストームシャドー、スネークアイズ、ザルタンと言った面々。
前作の主要キャラのほとんどが姿を消し、代わりにロック様ことドウェイン・ジョンソン演じるロードブロックがチームリーダーとして登場するのです。
そして、紅一点のレディ・ジェイ(エイドリアンヌ・パリッキ)、チーム一のスピードの持ち主フリント(D・J・コトローナ)と、スネークアイズ(レイ・パーク)、赤い服を身にまとった女ニンジャのジンクス(エロディ・ユン)、初代ジョーと呼ばれる伝説の司令官ジョー・コルトン(ブルース・ウィリス)らと共に、宿敵・コブラの陰謀を阻止するために立ち上がります。
G.I.ジョーを襲う最強の刺客・ストームシャドー、アメリカ大統領になりかわったザルタン、ファイヤーフライ、ブラインドマスター、彼らは何を狙っているのか?
ザルタンはアメリカ大統領として世界をどのように導こうとしているのか…?
アメリカ大統領としてザルタンが核サミットを開く場面があるのですが、世界のリーダーたちがあまりにも愚かに描かれていて、なかなかに笑えます。
いや、そんな祭り状態でボタン押しちゃうなんて…、いくらなんでもそこまで皆さんおバカではないでしょうに。
でもまあ、これくらい頭の良くない感じが、むしろ皮肉が利いていていいのかもしれません。
いや、そこまで考えられてもないか、やっぱり。
まあ、登場人物の脳みそがみんな筋肉でできているようなストーリー展開、驚くくらいおバカだったりするのですが、3Dで描かれる戦闘シーンや爆破シーン、格闘シーンなどはたっぷりお金がかかっているだけあって、かなり楽しめます。
仕事が終わって映画館に行って、ポップコーンを食べながら大画面で楽しんで、スカッとするのにはぴったりな作品だと思います。
それにしても、コブラってば、前作ではエッフェル塔を破壊し、今作ではロンドンを壊滅させ…、ヨーロッパの都市にことごとくダメージを与えていく気でしょうか。
アメリカにダメージを与えてないのは、愛国心の一種なのだろうか…。
『G.I.ジョー バック2リベンジ』(111分/アメリカ/2013年)
原題:G.I. Joe: Retaliation
公開:2013年6月8日
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
劇場:TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて
監督:ジョン・チュウ
出演:ドウェイン・ジョンソン/ブルース・ウィリス/イ・ビョンホン/チャニング・テイタム/エイドリアンヌ・パリッキ/レイ・パーク/ジョナサン・プライス/レイ・スティーヴンソン/エロディ・ユン/D・J・コトローナ/アーノルド・ヴォスルー/RZA/ファラン・タヒール
公式HP:http://www.gi-j.jp/
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