【映画レビュー】100回泣くこと

2013/5/14 日本映画数字・記号, 映画レビュー

CDデビュー9年目にして全国的に大ブレイクしている関ジャニ∞の大倉忠義くんと、大きな猫目が愛らしい桐谷美玲ちゃんが織りなす可愛らしくも切ないラブストーリー『100回泣くこと』。

中村航の同名小説を、『余命1ヶ月の花嫁』という難病系ラブストーリーを過去にも手がけている廣木隆一監督が映画化した、ハンカチ必携の物語です。

STORY

4年前にバイク事故にあい、その事故以前1年間の記憶を失ってしまった藤井秀一は、友人の結婚式で沢村佳美という女性に出会う。なぜか彼女に惹かれた藤井は、事故以来乗っていなかったバイクの整備を口実に彼女を誘う。実は佳美は藤井がバイク事故に遭う前に付き合っていた恋人だったのだ。しかし、同棲を始めた後も、佳美はかつて恋人同士だったことを藤井に告げないままだった。実は彼女は、藤井に言えない病魔を抱えていたのだ…。

解説

逆行性健忘症を患い、4年前の事故以前の1年間の記憶がない男性と、4年前に癌を患い緩解を待っている女性のすれ違いなラブストーリー。
お互いに愛し合っていながらも4年前にすれ違ってしまった二人が、再び出会い、新しい恋を始める姿を描いているのですが、見ている方は「なぜそこで言わない！」とちょっとイライラしてしまったりも。

まあ、家賃の問題や、入院の様子など、現実ではありえないだろうというストーリー展開ではあるのですが、美男美女が演じていると、なんだか受け入れられてしまうから不思議です。
何と言っても桐谷美玲ちゃんの折れそうなほど細い体…、一般人からすると痩せ過ぎなその体が“癌患者”という設定にかなりのリアリティを与えているといえるでしょう。