【映画レビュー】怪盗グルーのミニオン超変身 /Despicable Me 4

イルミネーションのCGアニメ「怪盗グルー」シリーズのシリーズ第4作となる『怪盗グルーのミニオン超変身』

2010年にスタートしたシリーズ第1作『怪盗グルーの月泥棒 3D』から14年の年月を経て、グルーのキャラクターも様変わり。と言いつつも、クレヨンしんちゃん方式でキャラクターの年齢はほぼ変わらないようで、姉妹たちはずっと幼い姿のままのようです。
三姉妹の末娘・アグネスの日本語吹替版声優を担当していた芦田愛菜ちゃんもすっかり大きくなり、さすがに幼女の声を当てるのは厳しくなったのか、アグネス役もも2016年生まれの児玉すみれちゃんにバトンタッチしていたり……。時代を感じさせますね。

STORY

悪党を引退し、妻のルーシー、娘の3姉妹、赤ちゃんのグルー・Jr.、そしてミニオンズと暮らすグルーは、反悪党同盟のエージェントとしてかつてのライバル、マキシム・ル・マルを逮捕。しかし、マキシムは脱獄し、グルー一家への復讐を宣言。セーフハウスに匿われることになったグルー一家は、新たな街で暮らし始める。グルーたちと離れて反悪党同盟に引き取られたミニオンズは、ある実験で「メガミニオン」となってしまう……。

解説

すっかり善人となり、養女として迎えたマーゴ、イディス、アグネスの3姉妹と妻のルーシー、さらにルーシーとの間に生まれた実子のグルー・Jr.に囲まれ、幸せな生活を送っている元悪党のグルー。本作は、そんなグルーを中心としたファミリー・コメディとなっています。

高校時代からの因縁のライバル、マキシムを捕まえたものの、彼の脱走で狙われる身となったグルー一家。彼らは保護プログラムを受け、高級住宅地に引っ越して、新しい名前で新しい人生を送ることになります。しかしそこで、悪党に憧れる少女・ポピーの泥棒に付き合わされることになってしまうのです。

本作のグルーは、すっかりよきパパ、よき家庭人になっています。
そんなよきパパが家族を救うための物語が、この『怪盗グルーのミニオン超変身』と言えるでしょう。

この『怪盗グルーのミニオン超変身』、日本版タイトルが示すとおり、ミニオンたちがあるきっかけで「メガミニオン」に変身してしまいます。
岩のような身体をもったメガジェリー、レーザービームを放つメガメル、怪力のメガデイブ、すごいスピードで空を飛ぶメガガス、ゴムのように手足を自在に伸縮させることができるメガティム……。ミニオンたちが、どこかのヒーロー映画で見たことのあるような能力を身につけてしまうのです。

まるでマーベルヒーローやDCヒーローのような活躍を見せるメガミニオンたちの活躍も、本作の見どころ。
いろいろなヒーロー映画へのオマージュがたっぷり詰まった、楽しいエンターテインメント作品です。

関連作レビュー

怪盗グルーの月泥棒 3D / Despicable Mehttp://c-movie.jp/review/despicable-me/
怪盗グルーのミニオン危機一発 / Despicable Me 2http://c-movie.jp/review/despicable-me2/
ミニオンズ / Minionshttp://c-movie.jp/review/minions/

作品情報

『怪盗グルーのミニオン超変身』(94分/アメリカ/2024年)
原題:Despicable Me 4
公開:2024年7月19日
配給:東宝東和
製作:クリス・メレダンドリ/ブレット・ホフマン
監督・声の出演:クリス・ルノー
共同監督:パトリック・デラージ
声の出演:スティーヴ・カレルウィル・フェレルクリステン・ウィグジョーイ・キング/マディソン・ポラン/ミランダ・コスグローヴ/デイナ・ゲイアー/スティーヴ・クーガンソフィア・ベルガラ/スティーブン・コルバート/クロエ・ファインマン/ピエール・コフィン
声の出演(日本語吹替版):笑福亭鶴瓶片岡愛之助中島美嘉山田杏奈/児玉すみれ/須藤祐実矢島晶子岩崎ひろし松本梨香三木眞一郎小林ゆうならはしみき高乃麗木村昴LiSA
歌唱(日本語吹き替え)・吉幾三
Official Website:https://minions.jp/

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