【映画レビュー】長ぐつをはいたネコ / Puss in Boots
「シュレック」シリーズの人気キャラ、“長ぐつをはいたネコ”ことプスを主人公にしたスピンオフ・ムービー『長ぐつをはいたネコ』。
超セクシーでフェロモンむんむんなクセに、好きな飲み物はミルクだったり、動く光に夢中になって飛びついたり、なんだかんだ言ってネコの習性はそのままです。
でも、その単純なネコっぽさが、ネコ好きにはたまらなく愛らしい!
彼の相棒となる美ネコのキティ・フワフワーテは美しく気品にあふれ、でっかい卵に手足のついたハンプティ・ダンプティもキモカワで、彼らの活躍を見ているだけでも楽しい気分になれる一作です。
観終わった後には、レディ・ガガの「アメリカーノ」で踊りたくなることでしょう!
STORY
“長ぐつをはいたネコ”ことお尋ね者のプスは、永遠の富をもたらす魔法の豆の情報を手に入れるが、豆はジャック&ジル夫妻に奪われてしまう。取り戻しに行った先で、プスは強く美しい黒猫、キティ・フワフワーテと出会った。そこに、プスの幼なじみであるハンプティ・ダンプティも現れ、魔法の豆を使って金の卵を盗み出そうと持ちかける。プス&キティ&ハンプティが豆を盗み出し、伝説通りに豆を植えると、天に向かってツルが伸びていって…。
解説
昔話「長ぐつをはいたネコ」のネコちゃんを主人公にした本作。
「ジャックと豆の木」の中に出てくる“魔法の豆”をプスたち一行が盗み出し、“黄金の卵”を産むガチョウを盗み出すために天上の楽園で繰り広げる大冒険を描いています。
「ジャックと豆の木」の他に、「マザーグース」に出てくる「ハンプティ・ダンプティ」と「ジャックとジル」も出てくるのですが、特にこれに関しては知らなくても問題なし。
今回、プスの相棒となるのは、プスの幼なじみで因縁の相手・ハンプティ・ダンプティ。
幼い頃、プスと同じ孤児院で育ったハンプティ・ダンプティは、プスがトレードマークである“長靴”を手に入れるきっかけを与えた人物(卵物?)でもあります。
しかし、その“長靴”の存在が、プスとハンプティ・ダンプティの関係に、大きな亀裂が入るきっかけともなるのですが…。
そして、もう一人の相棒は、何でも盗めるフワフワの手を持ったキティ・フワフワーテ。
彼女の見せるセクシーで官能的なダンスは、ネコ好きな人にはたまりません。
ネコ好きな人が、ネコを愛する理由をすべて兼ね備えたネコが、キティと言えるかもしれません。
物語の中では、現在のプスたちの冒険とともに、幼いプスの葛藤も描かれています。
本当は正義感と愛情あふれるネコでありながら、どこかやさぐれて殺し屋にまでなってしまったプスが、どういう育ち方をしてそうなってしまったのか…。
やっぱり、物事には理由があって結果があるのですね。
さて、今回、私は竹中直人がプスを演じ、勝俣州和がハンプティ・ダンプティを演じる日本語吹替え版を見ました。
でも、できることならプスをアントニオ・バンデラスが演じ、キティをサルマ・ハエックが演じ、ハンプティ・ダンプティをザック・ガリフィアナキスが演じる英語版を観たかったな…。
プスとキティのセクシーなオトナの関係は、あのバンデラスとサルマのフェロモンを感じながら観たかった気がします。
まあ、お子様と一緒に観る場合は、日本語版の方がいいのかもしれないですが…。
作品情報
『長ぐつをはいたネコ』(90分/アメリカ/2011年)
原題:Puss in Boots
公開:2012年3月17日
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
劇場:新宿ピカデリーほか全国にて
監督:クリス・ミラー
音楽:ヘンリー・ジャックマン
声の出演:アントニオ・バンデラス/サルマ・ハエック/ザック・ガリフィアナキス/ビリー・ボブ・ソーントン/エイミー・セダリス/コンスタンス・マリー/ゼウス・メンドーサ/ウォルト・ドールン
声の出演(日本語吹替版):竹中直人/勝俣州和
公式HP:http://www.naganeko.jp/
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