シュレック フォーエバー ／ Shrek Forever After

「嫁はんは好きや。でも、毎日毎日アレせえコレせえ、アレすんなコレすんなって、うっといねん！」
「赤ちゃんは素敵やん。でも、毎日毎日ミルクあげたりオムツかえたり、大変やねん！」

と、世の男性方が思っているかもしれない、家庭のアレコレへの不満。
それをちょっとぶちまけて、現実から目をそらしてみたらどうなるか…。

悪役根性が身に着いた緑色の怪物・シュレックが、それを身を持って実践し、いかに大変なことになるかを見せてくれたのが、この映画『シュレック フォーエバー』です。
意外と身につまされる男性も多いのでは…。

あ、私は今回は2Dの英語版で観たので、関西弁はあくまでイメージです。

愛する妻・フィオナとの間に3人の子どもも生まれ、幸せなはずのシュレック。しかし、彼は毎日の平凡な生活に飽き飽きし、人から恐れられる怪物の生活に戻りたいと思っていた。ある日、そんなシュレックの不満が爆発。怒って飛び出したシュレックに悪賢いランプルスティルスキンという魔法使いと「1日だけ元の怪物に戻れる代わりに、過去の1日をあげる」という契約を交わしてしまう。最初は自由を満喫していたシュレックだが…。

ドリームワークスの大ヒットシリーズ「シュレック」の完結編となる本作は、「王子様とお姫様はいつまでも幸せに暮らしましたとさ…」の、その後の物語。
“幸せな暮らし”に飽きてしまったシュレックが魔法使いランプルスティルスキンとある契約を交わしてしまったことから、パラレル・ワールドに飛ばされてしまいます。

そのパラレル・ワールドは、シュレックが存在しない世界。
しかも、おとぎの国はランプルスティルスキンに乗っ取られ、ランプルスティルスキンと魔女が世界を支配しているのです。

そのパラレル・ワールドでは、シュレックは（多分）赤ん坊の時にランプルスティルスキンに殺されてしまっています。
おなじみのメンバー、ロバのドンキーや長ぐつをはいたネコも登場しますが、もちろんシュレックを知りません。
妻であるフィオナさえも、シュレックを覚えていないのです。