【映画レビュー】映画 モンスターハンター / Monster Hunter
世界でヒットしているカプコンのゲーム「モンスターハンター」シリーズ。
この作品がポール・W.S・アンダーソン&ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻によって映画化されたのが、『映画 モンスターハンター』です。
いわゆる“夫による妻のための妻の映画”なわけですが、感想としては素直に面白かった!
妻の魅力を知り尽くした映画監督の夫が、妻がいかにカッコよく見えるかを追求し、アクション女優でもある妻がその夫のリクエストに応えて最大級のパフォーマンスを発揮している……。
シリーズ1作目の『バイオハザード』を観た時と同じような高揚感を感じました。(あくまで、1作目の、ね……)
ゲームファンの方の意見はちょっと違うのかもしれませんが、何も考えずに異世界の冒険を楽しむアクション映画としては、十分に楽しめるだと思います。
STORY
国連合同軍事演習の最中に、ある偵察小隊が砂漠の中で消息を絶った。リーダーのアルテミスは特殊部隊を率いて探索に行くが、砂嵐に巻き込まれてしまう。砂嵐がおさまった時、彼らはいつの間にか巨大モンスターがうごめく未知なる世界にいた。戦闘のプロである特殊部隊メンバーたちも、初めて見る巨大なモンスターには手も足も出ない……。アルテミスたちがモンスターと戦う様子を、離れたところで見つめているハンターがいた。
解説
未開の大地で巨大なモンスターと戦って狩りをするゲーム「モンスターハンター」シリーズ。
未知の新しい世界を舞台の本作を舞台にするにあたり、ポール・W.S・アンダーソンは主人公を現代に生きる特殊部隊エリート軍人に設定しました。
アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いる特殊部隊一行は、砂嵐に巻き込まれて新しい世界に飛ばされてしまいます。
そこで、彼らを襲うのは未知の巨大生物。
百戦錬磨のエリート軍人たちが近代兵器で立ち向かってもまったく歯が立たず……。アルテミスも瀕死の重傷を負ってしまうのです。
そんなアルテミスを助けたのが、トニー・ジャー演じるハンター。
アルテミスにとっては未知の大地で生きてきた彼は、長剣、スラッシュアックス、2本の長い剣からなる操虫棍、グレイトハンターボウ、投げナイフ、双剣、巨大な大牙など、数々の旧式な武器を用い、その知恵と体術でモンスターたちを倒していきます。
ハンターの言葉は、アルテミスの使う英語とはまったく違う、アルテミスにとって未知の言語。
アルテミスとハンターは意思疎通もままならぬまま、殺し合ったりもするけれど、やがて共闘してモンスターと戦うように。そして、ディアブロス亜種やネルスキュラ、リオレウスと戦うのです……。
言葉も通じない、殺し合っていた二人が、やがてバディになっていく様も、なかなかの見ものなのです。
さて、ゲームの実写映画化である本作。
他にも、アプケロスやガレオスといったゲームに登場するモンスターや、猫みたいな料理長のアイルーや、大団長(ロン・パールマン)に受付嬢(山崎紘菜)といったキャラクターも登場しています。
この辺り、ゲームファンの方にはサービスになるのでしょうか。それとも、いらぬ忖度になるのでしょうか……。
関連ニュース
【映画ニュース】『映画 モンスターハンター』特別映像公開! 日本語吹替版声優にも注目を:http://c-movie.jp/news/monsterhunter_specialmovie/
作品情報
『映画 モンスターハンター』(104分/アメリカ/2020年)
原題:Monster Hunter
公開:2021年3月26日
製作:コンスタンティン・フィルム/テンセント・ピクチャーズ/東宝
配給:東宝、東和ピクチャーズ
劇場:全国にて
原作:カプコン 「モンスターハンター」
監督・脚本:ポール・W.S・アンダーソン
プロダクション・デザイナー:エドワード・トーマス
音楽:ポール・ハスリンジャー
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/トニー・ジャー/ティップ・“T.I.”・ハリス/ミーガン・グッド/ディエゴ・ボネータ/ジョシュ・ヘルマン/オウヤン・ジン/山崎紘菜/ロン・パールマン/ヤニック・シューマン/ナンダ・コスタ
声の出演(日本語吹替版):松坂桃李/本田貴子/大塚明夫/杉田智和/宮野真守/井上麻里奈/中村悠一/花江夏樹
Official Website:https://monsterhunter-movie.jp
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