かぞくはじめました / Life As We Know It
フェロモンむんむんだけど、どうしてもウマの合わないチャラ男と一緒に一つ屋根の下で赤ちゃんを育てることとなったシングル女性の奮闘を描いた映画『かぞくはじめました』。
最近台頭目覚ましいコメディエンヌのキャサリン・ハイグルと、ワイルドさが魅力のジョシュ・デュアメルが主演を務めています。
誰もが最初から“父親”や“母親”、“夫”や“妻”なわけじゃない。
自覚を持って作り上げるからこそ“家族”というひとつのコミュニティが出来るんですね。
そのコミュニティを確固たるものにするのは、自分たちの努力次第ということなのでしょう。
<STORY>
親友・アリソンに紹介され、メッサーという男性とデートをしたホリー。しかし、まったく気が合わず、開始5分でデートは終了になる。メッサーを天敵のように思うホリーだが、アリソンと彼女の恋人・ピーターが開くパーティーなどで毎回顔を合わせる羽目になる。メッサーはピーターの親友なのだ。しかしある日、アリソンとピーターが一人娘のソフィーを遺して交通事故で帰らぬ人に。ホリーとメッサーがソフィーの親代わりになることに…。
<Cheeseの解説>
主人公のホリーはベーカリーを経営している女性。
さっぱりした性格で、仕事や友人とはうまくいくのだけれど、男性とはなかなかうまくいかないタイプです。
くだけて見えて明るいんだけれど、実はマジメなところもあったりします。
うーん、こういう主人公、最近よく見かけますね。というか、実際に周りにもよくいる気が。。。
一方のメッサーはというと、TVのスポーツ中継のディレクター。
やんちゃな笑顔と鍛えた体からフェロモンをまき散らし、近所の女性陣をときめかせたりもするけれど、女性とステディになる気はなく、「イイ女と楽しく遊べればいい」と思っているタイプ。
まじめなホリーといい加減なメッサーは、お互いに気が合わず、常にケンカばかりしている関係です。
そんな二人が、親友夫妻の住んでいた家に同居し、可愛い赤ん坊・ソフィーを育てることとなります。
彼ら二人はこのソフィーの名付け親であり、生まれた時から知っている、可愛い存在。
親友への想いとソフィーへの愛から、気が合わないけれど、ホリーとメッサーは同居してソフィーを育てることとなります。
自分のやりたいことや仕事を子育てのためにセーブしたりすることで、少しずつ成長していくホリーとメッサー。
もともとは他人だった3人が、お互いのことを思いながら生活することにより、少しずつ“家族”になっていきます。
まあ、展開はだいたい想像がつくかとは思うのですが、男女が“父親”と“母親”の自覚を持って大人になっていく様子には、やはり心を打たれますね。
この作品に出てくる赤ん坊のソフィー、とにかく可愛いです!
正に、天使のような愛らしさ…。
おむつと靴下、スニーカーだけを身に着けたあられもない姿で家中をかけまわるソフィーの可愛らしさと言ったら…。、
こんな可愛い赤ん坊がいたら、自分の子どもじゃなくても可愛がってしまうだろうなあと、思わず納得してしまいました。
実はこのソフィーちゃん、アレクシス&ブリン&ブルック・クラゲット姉妹という三つ子の赤ちゃんが一役を演じているそうです。
確かに、3人もいれば、誰か一人がむずがっていても、誰か一人は機嫌がよさそう。製作陣、考えましたね。
それにしても、私にはまったく違いがわからないのですが、ご両親たちは「このシーンはアレクシスね」「ここはブリン」「この泣いているのはブルックだ」なーんて、わかったりするのでしょうか。。。
『かぞくはじめました』(115分/アメリカ/2010年)
原題:Life As We Know It
公開:2011年3月26日 公開中止
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場:シネマート新宿、シネマート六本木ほか全国にて
監督:グレッグ・バーランティ
出演:キャサリン・ハイグル/ジョシュ・デュアメル/ジョシュ・ルーカス/クリスティーナ・ヘンドリクス/ヘイズ・マッカーサー
公式HP:http://kazoku-hajime.jp/
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