【映画レビュー】高校デビュー
まだモデルデビューすらもしていない素人女子高生だった大野いとちゃんを主役に抜擢して製作された映画『高校デビュー』。
『ハンサム★スーツ』の英勉監督&山田雅子プロデューサーが手掛けたと言えば、だいたいの雰囲気は伝わるでしょうか。
「恋がしたい!!」と奮闘する女子高生の姿をパワフルに描いた、まんまマンガのような一作です。
<STORY>
中学時代、部活のソフトボールに明け暮れていた長嶋晴菜は、「高校に入ったら素敵な恋愛をする!」と決めていた。しかし、なかなか彼氏ができず、独学では無理だと悟った晴菜は、偶然出会ったイケメン・小宮山ヨウにモテコーチを依頼する。最初は嫌がっていたヨウだが、「俺のことは絶対に好きになるな」という条件で、渋々コーチをしてくれることに。ヨウの妹・麻美や友人・フミヤたちの協力を受け、モテレッスンを重ねる晴菜だが…。
<解説>
河原和音の人気コミック「高校デビュー」を映画化した本作。
映画を見ているのにマンガのコマ割がそのまま浮かんでくるような、マンガそのままの一作です。
スタッフたちは、きっとノリで楽しんでいるんだろうなあ。
カラフルな色彩にオーバーな演技、ポップな演出…。
若い出演者たちが頑張っていると思えば、「うん、こういう映画もたまにはいいよね」と思うことができるかも。
この映画がデビューになるという大野いとちゃんは、デビュー作らしく頑張っています。
いつもよりもクールに決めた溝端淳平くんや、菅田将暉くん、古川雄輝くん、逢沢りなちゃんたちが、若い主演女優を支えようと頑張っている感じも伝わって来て、そこは微笑ましいところ。
まあ、ストーリーといい、演出といい、大人が理解するのは難しい作品ではありますが、若い俳優さんたちがはつらつと演技をしている姿を見るのにはいいかもしれません。
もちろん、コミックスのファンやリアル中高生なら、きっとすべてを楽しめるのでしょう。
『高校デビュー』(93分/日本/2011年)
公開:2011年4月1日
配給:アスミック・エース
劇場:新宿バルト9、池袋テアトルダイヤほか全国にて
原作:河原和音
製作:山田雅子
監督:英勉
脚本:福田雄一
出演:溝端淳平/大野いと/菅田将暉/逢沢りな/古川雄輝/宮澤佐江/増田有華/池田依來沙/岡本玲/塚地武雅/温水洋一
公式HP:http://koigashitai.com/
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