【映画レビュー】君といた108日 / I Still Believe
クリスチャンシンガーソングライターのジェレミー・キャンプと、若くして亡くなったその妻・メリッサの愛と信仰を描いたラブストーリー『君といた108日』。
若者たちが出会い、恋に落ち、結婚し、神からの試練を受けていく様子が、音楽とともに描かれています。
いわゆる信仰のない人間にとっては彼らの気持ちは分かりづらかったりもしましたが、敬虔な信者にとってはよく理解できるのでしょうか。
亡くなった人を美化しすぎな気もしなくもないですが、それだけメリッサは素晴らしい人なのでしょうね。。。
STORY
インディアナ州の家族のもとを離れ大学にやってきたジェレミーは、ミュージシャンのジャン=リュックのライブ会場でメリッサという女子学生と出会う。ジェレミーはメリッサに惹かれ、メリッサもだんだんとジェレミーに心を許していく。二人は想いを告げあうが、共通の友人となったジャン=リュックのことで喧嘩別れしてしまう。クリスマスにジェレミーが実家に帰っていたとき、ジャン=リュックから「メリッサが入院している」と連絡が入る……。
解説
ジェレミー・キャンプの妻・メリッサとの出会いと彼女の死、そして信仰を描いた本作。原題の“I Still Believe”は、彼女の死後にリリースしたジェレミー・キャンプの楽曲名でもあります。
まあ言ってみれば“余命3ヶ月の花嫁”的な作品なのですが、大きな違いは彼らの間には深い信仰があること。ジェレミー・キャンプはコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック、クリスチャン・ロックといったキリスト教に関して歌うミュージシャンなのですが、ジェレミーとメリッサはCalvary Chapel Bible Collegeというキリスト教系の大学で出会っています。
そもそも信仰が深い二人が出会い、メリッサの病気という試練にも信仰によって立ち向かうことができたと言えるでしょう。
ジェレミー・キャンプを演じるKJ・アパは歌や演奏を自ら行い、見事なミュージシャンぶりを見せています。
この作品の制作にはジェレミー・キャンプ自身が全面協力しているそうで、彼自身とその家族も登場します。
誰も逃れることもできない“死”という運命への立ち向かい方は人それぞれなわけですが、ジェレミー・キャンプの心に残っているメリッサは、とても美しく死に向き合ったのでしょう。
彼の持つそのイメージは他者が侵すべからざるものだとは思いますが、それをここまで美しく映画化してしまうと、どうしてもプロパガンダ臭が拭いきれなくなってしまいますね。。。
作品情報
『君といた108日』(116分/アメリカ/2020年)
原題:I Still Believe
公開:2021年12月31日
配給:イオンエンターテイメント
劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて
監督・脚本:アーウィン兄弟
脚本:マデリン・キャロル
音楽:ジョン・デブニー
出演:KJ・アパ/ブリット・ロバートソン/シャナイア・トゥエイン/ゲイリー・シニーズ/メリッサ・ロクスバーグ/ネイサン・パーソンズ/アビゲイル・コーウェン
Official Website:https://kimitoita108days.com/
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