【映画レビュー】DENKI GROOVE THE MOVIE?〜石野卓球とピエール瀧〜
2014年、FUJI ROCK FESTIVAL’14のグリーンステージの映像から始まるこの映画『DENKI GROOVE THE MOVIE?〜石野卓球とピエール瀧〜』。
まさに、現地でそのライブを見ていた私にとって、かなり胸熱の映像から始まったこの作品、電気グルーヴの歴史を紐解きつつ、関係者たちにインタビューを重ねていくドキュメンタリー映画です。
私なんかは、まさに、電気を聞いてテクノミュージックに興味を持つようになり、WIREや彼らのライブに何度も足を運んだ世代ですが、彼らの活動の裏にこんな想いや葛藤があったとは…。
一ファンとしてかなり楽しめたとともに、日本の音楽史の一端を振り返るという意味で、ちょっと勉強になりました。
まあ、それ以上に、フジロックだけじゃなく、自分が行ったライブの映像が何度か使われていたので、それだけでもアガりましたね。
また電気のライブに行きたくなりました。。。
<STORY>
1989年に結成された「電気グルーヴ」。前身のバンド「人生」時代から人気を博し、1991年にメジャーデビューした彼らは、破天荒なパフォーマンスでオーディエンスをわかせ、テクノミュージックを日本に広めてきた。何人かメンバーの加入・脱退はあったものの、常にその中心にいたのは、現メンバーである石野卓球とピエール瀧の二人だった。カメラは、電気グルーヴを知る者たちにインタビューを行い、電気グルーヴの歴史と本質に迫っていく。
<解説>
圧倒的な才能を持つサウンドクリエーター、DJである石野卓球とパフォーマーとして唯一無二の存在感を発揮するピエール瀧からなるユニット・電気グルーヴ。
このドキュメンタリーは、かつて電気グルーヴのメンバーだった“まりん”こと砂原良徳やCMJK、同時期に音楽シーンにデビューしたスチャダラパーのBOSEやSHINCO、そしてスタッフとして彼らと音楽を作ってきた道下善之や中山道彦、そして音楽誌編集者として電気グルーヴを見続けてきた「ROCKIN’ ON JAPAN」編集長の山崎洋一郎︎ら、電気グルーヴの周辺人物にインタビューを行いながら、電気グルーヴの歴史を振り返るドキュメンタリーです。
デビューライブの映像や、超悪天候で伝説となった第一回目のフジロックでのライブなど、貴重な映像も盛りだくさん。
また、エロい冗談を言ってはふざけあう卓球先生と瀧の映像など、いくつになっても男子中学生のような二人の微笑ましい映像もたっぷり。
やはり、この二人が揃わなければ、今の電気グルーヴはないのであなあと実感させられました。
この偉大なタレントが出会い、お互いに刺激しあって才能を発揮してくれたことに、ファンとしては感謝せざるを得ません。
電気グルーヴがあるから今のテクノシーン、エロクトロシーンがあるのですね。。。
しばらく行っていなかったけど、WIREやレイヴ、クラブにも行きたくなりました。
そしてフジロック2016でも、一緒にFUJISANコールしたいわー。
『DENKI GROOVE THE MOVIE?〜石野卓球とピエール瀧〜』(115分/日本/2015年)
公開:2015年12月26日
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
劇場:新宿バルト9ほか全国にて
監督:大根仁
出演:石野卓球/ピエール瀧/天久聖一/アンディ・アブソロン/ANI/BOSE/SHINCO/CMJK/DJ TASAKA/https://ja.wikipedia.org/wiki/DJ_TASAKA/日高正博/ケラリーノ・サンドロヴィッチ/道下善之/中山道彦/小山田圭吾/砂原良徳/山口一郎/山根克巳/山崎洋一郎/WESTBAM
Official Website:http://www.denkigroove.com/themovie/
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