僕等がいた 後篇

実は、映画『僕等がいた 前篇』にはノリ切れなかった私。
しかし、この『僕等がいた 後篇』は楽しめました。

吉高由里子演じる高橋七美の恋物語が中心になっている前篇に対し、この後篇では、生田斗真演じる矢野元晴の出生や母との関係、七美と離れてからの荒んだ生活などが描かれています。

やっぱりね、もうアラサー、アラフォーにもなってしまうと、ふわふわキラキラした女子高生の恋物語には共感できない体になってしまったんですね。。。
前篇と比べると、この後篇は随分とヘビーというか、ドロドロした部分も描かれているので、面白く感じられたのだと思います。
それと、登場人物の年齢が俳優たちの実年齢に近付いたことで、前篇でどうしても拭えなかった「キャラクターたちが高校生に見えない…」という違和感が少なくなったのも良かったですね。

<STORY>
七美の恋人・矢野元晴は、母親の仕事の都合で、東京に引っ越してしまう。最初は毎日必ず電話をくれていた矢野だが、だんだんと電話が少なくなっていく。七美は東京の大学に進学するが、矢野とは会えないままだった。淋しく思う七美を慰めたのは、矢野の親友で高校時代から七美を想っていた竹内匡史だった。七美は竹内と付き合い始めるが、竹内が矢野と連絡をとっていたことを知ってしまう。離れている間、矢野に何が起きていたのか…。

<解説>
矢野の東京行きから始まるこの後篇。
この中で矢野は、かなり過酷な体験をしていきます。

両親(父親は義理の父)の離婚による東京への引っ越し、引っ越し先での母親のリストラ、母親のガン発覚と入院、母親の自殺…。
ちょっと挙げただけでも、かなりのヘビーさです。

それは確かに、こんなヘビーな経験をしていたら、遠距離恋愛の彼女ときゃっきゃウフフの恋愛をしている場合ではないですよね。。。

でも、男前な矢野は、こんな状況を七美に告げることができず、七美は「矢野と連絡が取れなくなった」と思い悩むわけです。
矢野のそんな状況を知りつつ、七美に想いを寄せる矢野の親友・竹内は、悩む七美を慰め、まんまと…。

さらには、矢野の亡くなった元カノの妹・有里や、矢野が転校した先のクラスメイト・千見寺亜希子らが絡み、ドラマは前篇に比べるとダイナミックに展開していきます。

好き合っているのにすれ違う矢野と七美の関係は、周囲を巻き込んでどう収束していくのか…。
まあ、少女漫画と言えばまんま少女漫画な展開ではあるのですが、フワフワ恋愛ものだった前篇に比べて急激にドロドロ恋愛ものに変遷した『僕等がいた 後篇』、なかなか楽しめました。

まあ、前篇・後篇に分ける必要はなく、前篇を冒頭30分くらいにコンパクトにまとめて、前篇と後篇を合わせた内容で100分くらいにまとめてくれれば、もっと面白い作品になったのではないかと思うのですが…。

<関連作レビュー>
■映画『僕等がいた 前篇』http://c-movie.jp/review/bokura_movie1/

『僕等がいた 後篇』(121分/日本/2012年)
公開:2012年4月21日
配給:東宝=アスミック・エース
劇場:全国にて
原作:小畑友紀
監督:三木孝浩
脚本:吉田智子
出演:生田斗真吉高由里子高岡蒼佑本仮屋ユイカ小松彩夏柄本佑須藤理彩麻生祐未比嘉愛未
公式HP:http://bokura-movie.com/

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