【映画レビュー】ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦! / The Nut Job
CGアニメと言えば、やはり「モンスターズ・インク」シリーズなどのピクサー、「シュレック」シリーズなどのドリームワークスなどのイメージが強いかもしれません。
でも、最近は他のアニメスタジオの作品も、かなりクオリティの高いものが増えて来ています。
映画『ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦!』も、そんな一作。
カナダのトゥーンボックスと韓国のレッドローバーというスタジオが、共同で制作を手がけ、『ダイナソー』、『トイ・ストーリー2』などでアニメーターを務めたピーター・レペニオティスが監督を務めています。
途中で「あれ? この音楽ってなんだったっけ…?」と思っていたのですが、エンドロールではその韓国人アーティストがCGアニメで登場。
思わず、ニヤリとさせられてしまいました。
<STORY>
オークトン市内の公園・リバティパークで、小さな動物たちが力を合わせて過ごしていた。しかし、はぐれ者のリス、サーリーは、その身勝手な行いでパークのリーダーであるアライグマ、ラクーンを怒らせ、パークを追放されてしまう。パークを出たサーリーは、小さなナッツ店を見つけてそこに忍び込む。サーリーは冬を過ごすためのナッツを強奪しようと目論むが、そのナッツ店は銀行強盗を目論むギャングたちの隠れ家だった…。
<解説>
銀行強盗を意味する”The Bank Job”をもじった”The Nut Job”という原題の本作。
主人公のリス、サーリーはギャングたちが経営するナッツ店にもぐりこみ、そのナッツ店からピーナッツ強奪しようとします。
しかし、そのナッツ店を経営するギャングたちは、隣にある銀行から現金を強奪しようとしていたのです。
ナッツを狙う動物たち、銀行強盗を企むギャングたち、同時進行で物語が進んでいきます。
さらに、森の小動物の中にも裏切り者がいたりもし…。
本作に登場するキャラクターは、CGで描かれたリス、ネズミ、アライグマ、オウム、パグなどの森の小動物たち。
本物の動物と見まごうような特徴をとらえたリアルな動きと、擬人化されたキュートな動きが見事に両立し、彼らのキャラクターを魅力たっぷりに伝えているのです。
全米で6000万ドルの興行収入を記録し、既に続編の公開も決定している本作。
日本では日本語吹替え版のみの公開となるそうですが、実はボイスキャストも豪華。
ウィル・アーネット、ブレンダン・フレイザー、リーアム・ニーソン、キャサリン・ハイグルといったそうそうたる俳優たちが出演していると聞くと、作品のクオリティも想像できるのではないでしょうか。
仲間たちで協力して偉大なる仕事をやりとげる小動物たちの活躍を描いた本作、親子で楽しめるエンターテインメント・ファミリー・ムービーです。
『ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦!』(86分/アメリカ=カナダ=韓国/2014年)
原題:The Nut Job
公開:2015年2月21日
配給:インターフィルム
劇場:全国にて
原案:ダニエル・ウー
監督:ピーター・レペニオティス
脚本:ローン・キャメロン
編集:ポール・ハンター
声の出演:ウィル・アーネット/ブレンダン・フレイザー/リーアム・ニーソン/キャサリン・ハイグル/スティーヴン・ラング
声の出演(日本語吹替え版):阪口周平/沢城みゆき/伊藤健太郎/小山力也
Official Website:http://www.nutjob.jp/
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